2011年12月15日

ぶんがくにゅうもん

 C★NOVELSサイトの告知が更新され、Amazonをはじめとしたオンライン書店で新刊の予約も始まっております。
『新月が昇るまで2 鋼鉄の少女』は、来年1月25日の発売となります。
(Amazonでは24日になっていますね。24日には出荷するということなのでしょうか)
 来月のCノベファンタジアのラインナップは、全部「2巻」なんですね。面白い偶然です。

 実は今書いている原稿というのは3巻です。今回は余裕を持って書けている感じ。伝説狩りやフジミさんはかなりギリギリで書いてましたので、かなり気が長い仕事だなあという印象です。
 巻数が進むに従って視点が増え、3巻は少し目まぐるしい気がするのでかなりの調整が必要になりそうです。いつもは(何度かここでも話していることですが)最初から最後まで順番どおりに書いていかなければ気がすまないというか、その書き方でなければうまくいかないんですけど、3巻は視点ごとにハイライトとなるシーンやイメージが先に出来上がったシーンだけひとまず書いていき、あとから大幅に加筆するというやり方で進めています。
 このやり方の何が嫌って、設定や心情を後付けしていくのが気に食わないんです。たとえ完成前の作品でも、設定をあとから継ぎ足すという行為そのものが性に合いません。最初に戻って読んでみたら絶対に矛盾がどこかで生じてるし、「この説明もっと前にしといたほうがいい」ってことに気づいたら、今度はその説明をどこに持っていくべきかで悩まされるし。
 こんなことになるなら、最初から最後まで何も変更しないつもりで、たとえ途中で詰まっても、ひとまず突貫するほうが効率いい気がするんです。
 まあここは人それぞれの書き方ってところでしょう。


 今回の表紙にはある意味ド肝を抜かされると思いますよ!
 しかしその前に、Amazonの商品ページを確認した段階でわたしはド肝を抜かされました。



 ぜひこのページの「商品の説明」欄にちゅうもくしてほしい。


商品の説明

・内容紹介
物語を〈見る〉とは、どういうことか。ルソーからボードレール、プルーストまで…書き手と読み手をつなぐイメージを探る十二章。


 お、おお……。なんて高尚でむずかしそうな本なんだ……。
 1巻とは打って変わって、舞台はわたしたちの世界に移るのか……。

 それでは1月、名も無い大陸の戦場でお目にかかりましょう!
 よろしくどうぞ!
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:31| Comment(0) | お仕事状況

2011年10月20日

なか゛い しこ゛とか゛ はし゛まる

 棒針編みをほぼ独学で学び始めたのですがなにこれムズすぎる。
 基本中の基本と言われる一目ゴム編みすらできない。
 かぎ針編みできるから簡単だろと思ってましたが甘かったというかそういう問題じゃなかったです。
 かぎ針編みはバスケットボールでしたが棒針編みはハンドボールでした、ってくらいに似て非なるものっつーか完全に別物。別の術。別のスキル。
 これ棒針編みできる人はどんどん自慢していいと思う。そしてどんどん弟子を取るべきだと思う。
 これほどの技術が廃れていくのは悲しいことだと思う。


 さて、そんなことより(笑)。
 実は東京に行ってまして、昨夜帰ってきました。
 中央公論新社さんで打ち合わせです。直接担当さんと顔を合わせて話し合うのは2年ぶりだと思います。
『新月が昇るまで』最終巻までのプロットと、2巻第2校にほぼOKが出ました。
 今回のシリーズが出るまでにプロットが2本ボツり、1巻初稿もほぼすべてボツって10万字が産廃と化しているので、どうせ続刊のプロットも最初はボツるんだろとくさっていたのですが、あっさりOKしてもらえたので、喜ぶべきところで戸惑ってしまいました。
 2巻の原稿はあと本の数ページいじるだけなので出来上がったも同然。続刊に関してもどんどん書き進めていっていいそうです。
 2巻はこの調子でいけば来年1月か2月には刊行される予定です。気長にお待ちください。
 ……これはなんだか自画自賛というか自分で言うのもなんだということなのですが、『新月が昇るまで』は、1巻でちょっと合わないなとか、つまらなかったなと思った方でも、どうか我慢して2巻までは、2巻まではどうにかして付き合っていただきたいと願っております。
 2巻に自信があるというか、2巻で起きる事件が、作者は大好きなのです。
 逆に言えば2巻読んでもつまらないと感じたら、シリーズ切って本を売って下さってかまいません。
 厳しい担当さんからダメ出しもいっさいなかったので(笑)、ご、ご期待ください……。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:18| Comment(0) | お仕事状況

2011年09月30日

かなり嬉しいことの詳細

 今年3月、ブログにこんなことを書きました。


 今なんとなく書いている小説の主人公が、けっして空気なわけじゃない(それどころかこいつがいないとみんな死ぬ)のに、脇役の42歳のオッサンのほうが明らかに目立っていてこまっているところです。
 結局オッサンかわたしの小説は。まあいいんだけど(笑)。



 昨日の午前中に東京めがけて出したレターパックが、今日の午前中に先方に届いたようである。
 びっくりした。
 日本がこんな状態だし、北海道からの物流は回復したばかりだったから、1週間くらいかかるものと思っていたのに(だから早めに出したのに)。
 ゆうびん!(チャチャチャ) ゆうびん!(チャチャチャ)



 これは幻冬舎コミックス様主催、第3回幻狼大賞に投稿した小説『Clump,Clump』のことでした。
 本日その結果が発表されまして……

『Clump,Clump』は奨励賞をいただくことができました!!

 わたしはすでにデビューして5年とちょっとが経過しているプロですが、これまで文章で何らかの賞をいただいたことがありませんでした。まあ数えるほどしか投稿してないんですけれど。けれど、ひそかにそれは、コンプレックスでした。実際「賞も取っていないくせにプロ面するな」と言われたこともあります。
 でもこれからは、どうやら、悩まなくていいようですね。
 本当に嬉しいです。
 ブログでは「なんとなく書いている」と書きましたが大嘘です。
 持てる力のすべてを出し切った作品でした。


 わたしが今までやってきたことは、無駄ではなかった。


 http://www.gentosha-comics.net/genrou/grandprix/results03.html

 詳細はこちらです。
 今度は、この作品を刊行していただけるように努力します。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 19:44| Comment(4) | お仕事状況

2011年09月29日

灰燼騎士団がやってきた

 今日、北海道のド田舎でも『新月が昇るまで1 灰燼騎士団』の発売を確認できました。
 27日からゲット&読了報告をいただいていたので、28日にはきっと……と思ってたらどこにも売ってませんでした。まだまだ北海道を甘く見ていました。
 ゲームは発売日前日にちゃんとお店に届くのに(バイトしていたので確かな情報です。でも発売日に売らないとメーカーからとっても怒られるので、売る準備をしておくだけ)、本はわたしが生まれたときからずっとこの体たらく。これじゃAmazonやbk1で買っても手に入る日同じじゃない……。
 ともあれ1年以上かけて付き合うはめになったこの本の原稿のもようやくお別れすることができたのだと思えました。正直しばらく読みたくないです、1巻は……。1年と数ヶ月、ずーっとこの原稿を読み続けてきたものですから。それに、つらい思い出もある原稿です。
 間違いなく、わたしはこの作品のことを一生忘れられないと思います。
 ジグラートの言葉じゃないけど、この作品が諸口正巳のひとつの節目、「人生の岐路」のような気がします。
 なんだかんだ言いましたが、ニムと狂王、あとガトリング搭載のあのひとたち(ひとといえるのか!?)を書いているときはかなり楽しかったです。
 続刊ガリガリ書いていきますよー。
 2巻は第2校がすでに上がっていますので、そう遠くないうちに刊行できると思います。
 ……しかしながら1巻ももともとは4月発売予定でしたので、遅くなる可能性もあると考えていただければ幸いです。ちなみに発売が延びた原因に震災は関係ありませんし、わたしやkaya8様が原稿落としたわけでもありません。トホ。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 16:23| Comment(0) | お仕事状況

2011年09月26日

怪人騎士団が近づいてくるよ

IMG_0418.JPG


 土曜日に見本誌が届きましたー。
 見本誌を手に取ったときが、ああやっと終わったんだな本当に……と、ひとつの仕事を終えた実感が湧くときです。でも、このあとにも店頭に並んでるのを確認したときとか、印税が振り込まれたときとか、まだ実感が湧く機会があるんですけど(笑)。
 今回、帯コピーにはわたしの希望が採用されました。
『世界時計と針の夢』の下巻のコピーに疑問を抱いてしまったもので、恐る恐る希望というか提案というかたちで出させてもらったんですけど、あっさり「それでいきましょう」とお返事が。
 てことは次巻以降もわたしが提案出していかないとちぐはぐになってしまうのかな。
 帯コピーに意見を出すのは『スコーピオン』と『クロカマキリ』以来でした。
『クロカマキリ』は、『スコーピオン』の「野郎ども、伝説を穿て」とかぶってしまうから……と先方が難色を示したのですが、どうしてもと言って粘り勝ちしました。何も言わなかったら「闇の伝説を狩れ!」みたいな感じになってしまったはずなのです(ウロ覚え)。
「野郎ども、伝説を殺せ」が『クロカマキリ』の公開当時からのコピーでしたから、大切にしたかったんですよ。


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 今回は本文252ページでブ厚いです。
 上は『世界時計と針の夢』上巻、本文224ページ。
 原稿用紙に換算すると、40枚ほどの差がありました。
 C★NOVELSさんは、254ページまでが税込945円で提供できる限界だった……はず。それ以上のページ数になるとお値段が上がってしまいます。
 だから今回はギリギリでした。すでに第二校まで上がっている2巻も同じくらいのページ数になりそうです。
 店頭に並ぶまであと少し。
 わたしの他にも、楽しみにしてくださっている方がいらっしゃるのは、幸いに思います。拍手コメントやメールをありがとうございました。どうぞよろしく。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 12:16| Comment(0) | お仕事状況

2011年09月15日

心機一転

 突然ですがサイトリニューアルしました。
 拍手お礼画面も新刊発売間近ということで告知画面にしました。現在のところ1種のみです。『世界時計と針の夢』の告知も一応1種だけ残しときましたので、お礼画面はすっきりと2種だけに整理しました。
 大したヴィジュアルの告知画面ではないですが、新刊を読んでくださったあとにもう一度見ていただけたらちょっと面白いかもしれないです。
 今回のリニューアルは少し前から準備していました。kaya8様の表紙イラスト完成後からコツコツやっていたんです。kaya8様と中央公論新社様から画像の掲載許可をいただくことも必要でしたし。
 中公さんからは、C★NOVELS公式での表紙解禁後の画像アップを条件に許可をいただきました。
 本日、公式の更新を確認いたしましたので、満を持してのリニューアルです。
 どっか動作不良やらリンク切れやら起こしてなければいいんだけど。一応確認はしたけど。
 それにしてもkaya8様の表紙がカッコ良すぎます。
 実はタイトルが入ったあとの完成稿、わたしも公式サイトの更新で初めて見ました。見本誌もまだ届いてないのでね。
 しかし正式な発表に浮かれて「灰燼騎士団」で検索したら……。


kaijin.jpg


 Google先生が母化した。

 もうこれ怪人騎士団でもよかったんじゃないか。
 インパクト充分だ。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:54| Comment(0) | お仕事状況

2011年08月23日

目を覚ましたら、壁に囲まれていた

 肩はこっているのですが頭痛はなくなりました。しかし長時間同じ姿勢取るなとか長時間パソコンやるなとか言われても、ニンジン選別のバイトと執筆をやめるわけにはいかないんですよねえ。特に執筆のほうは仕事2本同時進行中だし……。
 しかもその執筆で大きな壁にブチ当たってしまいました。
 ヤバイ、担当さんが指摘していることが理解できない。言ってることはわかるんだけど、どうしてそういうふうに心情描写しなければならないのか、どうして担当さんが今の心情描写を不自然だと思うのか、それが理解できない。わたしの中では筋が通っているのです。
 ずっとわたしが赤いものだと思っていた物体を、担当さんに今日突然いやそれは青ですよと指摘されたような感じ。
 これは骨が折れそうです。締切まであと1週間なんですけど。まいったな。
 というわけで、しばらく作業に集中します。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:50| Comment(0) | お仕事状況

2011年08月18日

新刊発売日について

 拍手コメントでも新刊の情報公開に関してのお祝いの言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。わたしは頑張ったつもりです。楽しんでいただけたら幸いです。
 さて、その拍手コメントで発売日についてご質問があったのでお答えします。
 公式よく見たら確かに25日発売になってますね……。
 Cノベルスの発売日は公式に「毎月25日」ということになっているのですが、今年7月刊から数日遅れている傾向にあります。流通・印刷業界の節電対策の影響だと中央公論新社様からは連絡が入っています。
 そのため、店頭に並ぶのは28日以降になるそうです。
 地方にお住まいの方は末日まで待っていただいたほうが確実かもしれません。

 ……ってことは、わたしも恒例の儀式を行えるのは30日頃なのかな……。

 今月のCノベルス新刊の投げ込みチラシには、表紙が掲載されているのではないでしょうか!
 前にも口走りましたが、kaya8様製作のめちゃくちゃカッコいい表紙です。期待して損はないですよ!
 いつも言ってますけど、表紙は(イラストは)いくら褒めても自画自賛にはならないはずだから恥ずかしいとは思わないぞ!
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:55| Comment(0) | お仕事状況

2011年08月15日

やっとついにとうとう




 待ってくださっていた方がどれくらいいるのかわからないのですが、9月28日に新刊出ます。
 公式での発表を待ってからアナウンスすることにしているのですが、今回、オンライン書店各社への登録が早かったみたいで、拍手コメントで何件かすでに報告をいただいておりました。ご注目ありがとうございます。

 中央公論新社C★NOVELS Fantasia様より、『新月が昇るまで1 灰燼騎士団』です。

 長かったです。『世界時計と針の夢』の発売から1年6ヶ月かかってしまいました。しかも校了してなくて絶賛調整中です……が、実は2巻の初稿はすでに上がってたり。まあこちらも調整に数ヶ月かかることでしょう。
 Cノベさんのお家芸である異世界ファンタジー・ちょっと戦記寄りのシリーズとなっております。いや戦記とは言っても策略や戦術はあまり期待しないでください。
 あと、今回グロは控えめ。
 ただしそれはぬるいということではなくて、難易度はいつもと変わっていないと思います。ハードモードです。グロく書いてないってだけでいつもどおり人が順調に死んでいます。
 すでに2巻の初稿が上がっていることもありますので、コンスタントに続刊を出していけるものと思われます。
 どうぞよろしくお願いいたします!


 余談ですが、タイトルが決まったときの母とのやり取り。

母「アンタ次の本のタイトルは? 覚えやすいのにしたんだろうね?」
モ「『新月が昇るまで』だよ」
母「あらいいじゃない、今までの中でいちばんいいかも」
モ「どーも。サブタイトルは『灰燼騎士団』なんだけど」
母「……どうしてまたそんな変なタイトルにしたのよ!?」
モ「!?」

 なんで怒りだしたのか本気でわからなかったのですが、どうやら母は『怪人騎士団』だと思ったようでした。


 でも実際怪人騎士団かもしれないなあの騎士団。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:04| Comment(4) | お仕事状況

2011年07月21日

新刊の発売とか!

 道東ってのはつらい地域でして、たいていの商品を発売日に買うことができません。
 でも発売日にちゃんと本を入荷してる書店も一軒だけありまして、昨日様子を見に行ったのですが、なんと置いてありませんでした。むしろそれが普通だということを忘れてましたよ。
 今日出直してきました。

 

『Are you Alice? 君に捧ぐ世界』、北海道でも発売開始です(笑)。
 銀縁のほうはドラマCDつき限定版になっておりますー。

 うーん、発売まで長かったなあ。ちょっといろいろありましてね。大震災のほかにも事情があって、発売が遅れに遅れました。結局、1巻の発売から丸一年が経過してしまい、ファンの皆様をたいへんお待たせしてしまいました。
 あとがきにも書きましたが、次巻で完結します。
 1巻が刊行されてから、「これ続くんですか?」というご質問を何件もいただいていたんですけど、一迅社様からの許可をいただけなかったので沈黙を守るしかありませんでした。申し訳ありません。
 わたしの作品のように、最後に〈続〉と入れられたら混乱を招くこともなかったんですけれど。
 3巻の原稿は執筆中ですので、いつ頃刊行されるかまだわかりません。ただ、2巻がこうしてかなり長引いたので、気長にお待ちいただければと思います。
 今回はちょっとアクションシーンや悪夢のようなシーンや流血シーンがあって、1巻より諸口色強いかもしれない!


 そして中央公論新社様からの新シリーズですが、何事もなければ9月に第1巻が発売になります。
 先日表紙絵の完成稿を拝見しました。めっちゃくちゃカッコいいっすよ。
 原稿は絶賛改稿&校正中です。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:48| Comment(0) | お仕事状況

2011年07月04日

もう爆睡した

 ドールブログにも書いた愚痴だけど、最近さくらのブログの管理画面が異常に重いです。


 昨日、五月中旬からかかりきりだった原稿がとりあえず終わりました。
 わたしの「とりあえず終わる」というのは、すべてのストーリーを書き終えて〈了〉や〈続〉を入れたことです。
「完成」「脱稿」はたいていこの数日後。とりあえず終わらせたあとは大喜びでビール飲んだりウォッカ飲んだり映画観たり寝たりします。
 そして最初から読み直し、盛ったり削ったり直したり……。
 そんなわけで昨日は泥のように眠ってしまいました。最近へんな夢ばっかり見てたけど、それもなかったなあ。
 しかし今回は終わらせてみれば500枚以上書いてしまっていたので、これからの作業が大変そうです。さすがに500枚は多いような気が。わたしの場合、長く書けても、情報がそれだけ詰まっているというわけではなくて、ただただ冗長になっているだけというケースがほとんどです。
 実は5月中は不調で1日2000文字も書けない日々だったのですが、6月に入ってから好調でした。これは時間かかるな、と思って6月上旬に早々に連絡して締切延ばしてもらったのですが、結局先方を当初の予定からそんなにお待たせしなくてすみそうです。
 普段C★NOVELSさんでは220ページ前後のお話を出させていただいてましたが、秋から始まる予定の新シリーズは、各巻250ページくらいになると思います。
 1巻から間を置かずに続刊を刊行していくために準備しておりますので、もうちょっとだけお待ちください。

 ……「続刊を刊行」って「頭痛が痛い」と同じか?
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:57| Comment(2) | お仕事状況

2011年06月22日

あと少しったらあと少し

 6/12の記事で、「原稿用紙150枚くらい書いた」「ワーイ」などとうそぶいていた原稿が、今日書いたぶんで350枚突破しました。ワーイ。
 しかし逆にあと100枚でオチつけなきゃならないのがつらくなってきてしまったような。

 絵師さんに今回のシリーズのキャラクター設定を送ることになって、テキストに容姿をまとめたんですけど(この作業がOMCやWTのイラスト発注文書いてるみたいで懐かしかった。楽しくもあり恥ずかしくもある作業です。経験者ならこの気持ちわかってくださるはず!)、『世界時計』より明らかにオッサンが多いようでした。
 主人公のグループが若いから自分でも気がついてなかったみたいなんですけど(他人事)、これけっこうひどいぞ。
 それより何よりひどいのは、男性キャラの説明が箇条書きで15行くらいあるのに、女性キャラの説明が10行以下だということだ!
 今回女の子もけっこう頑張るシリーズなのに!
 今のところ、この新作シリーズで女の子がバラバラになる予定はありません。……今のところ……。

 発売まではもうちょっと待ってくださいな。
 夏真っ盛りの頃には告知ができればと思っています。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 17:57| Comment(0) | お仕事状況

2011年05月20日

さあ、一年ぶりのお茶会だ。

 一迅社文庫アイリスやIM様ツイッターでの発表がありましたので、こちらでも告知させていただきます。

 7/20、『Are you Alice? 君に捧ぐ世界』発売です!

 ドラマCDノベライズ2巻となります。
 1巻同様、通常版とドラマCDつき限定版の2種が同時発売です。
 おねだんも変わらないみたいですね。税込みで通常版590円、限定版1200円になります。
 本当はもう少し早くに(4月か5月)刊行される予定でしたが、大震災の影響で延期になりました。アイリスの6月の刊行数がいつもより多めなのも、恐らく同様の理由によるものでしょう。
 かくして、1巻から2巻の発売まで、丸一年かかってしまう運びとなってしまいましたが、どうぞご容赦ください。
 すでに原稿は上がっていて校正もすんでいます。
 今回はコミック版のシナリオを追い越したこともあり、原作本編と、外伝(主にunbirthday)のシナリオをもとにしています。わたしが時系列等を整理したりして、1巻よりも自由に書かせていただきました。原作者二宮さんに段階を踏んで3回くらいチェックしていただきましたが、すんなりOKしてくださったのでほっとしましたー。
 諸口的グロはなきに等しいですが、今回はちょっと流血多めです。
 少女レーベルでこんなに血を出して大丈夫だろうか、はらわたなんて単語書いていいんだろうかと心配しつつの執筆でしたが、『Are you Alice?』は特別に流血に対して恩赦が与えられている模様(笑)。
 もうちょっとだけ発売は先ですが、どうぞよろしくお願いします。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:59| Comment(0) | お仕事状況

2011年04月06日

ぽっきり

 11月にとっくに初稿上げて2月中旬に改稿すませているのですが、新刊の発売日がまた延びました。
 8月に。
 11月に上げたときは、4月発売予定でした。
 これ、もう、結局発売してもらえないんじゃないのかな。
 そう思ってしまって、今日、心が折れました。
 進行中の本はもう1冊あるのですが、こちらはなんと去年12月の発売予定が今になってもめどが立っていません。
 どちらもわたしはしっかり締切を守りました。
 でもどちらもいまだに出来上がっていません。
 みっともないとはわかっていますけど、ちょっと泣きました。
 心が折れる音ってあんな音なんだな。参考にしよう。
 その後横になったら、わたしは、薄型テレビを窓にぶん投げて破壊し、穴の開いたテレビを眺めながらカミソリや針金や鉄クズを食べるという夢をみました。カミソリはぽりぽりしててうまかったです。


 でもいつまでもめそめそしてんのもなあ、と思って父といっしょに金子監督の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』を観ました。テンションが超上がりました。単純な人間ですね。
「よせよ。照れるじゃないか。」(棒読み)
 だと記憶していた宇崎竜童の台詞が、実は
「よせよ。照れるぜ。」(棒読み)
 だったことは衝撃的でした。公開当時、父といっしょにものまねするのが小ブームになっていたのに(笑)、間違って覚えていたなんて。照れるぜ。
 公開当時は観ていてあまり気にしていなかったのですが、今観るとゴジラの設定なんかヘンですねこれ。まあ、そのヘンな設定のせいでこの金子ゴジラはすこぶる不評なのですが、人がゴミのように死ぬさまは昭和以降のゴジラの中では珍しいはずです。初代『ゴジラ』はけっこう露骨に死んでるのですが。
 しかもそのゴミのように死ぬ人たちも含め、ほんの1シーンしか出てこない人でも有名な俳優さんばかり起用されており、今観るとびっくりします。でも「ゴジラ出ませんか、1シーンだけなんですけど」ってオファーきたら、わたしが役者ならノーギャラでも大喜びで出てしまうなあ。
 人がゴミなシーンも含めて、演出面はすばらしいというかアツイというか、けっこうハリウッド映画のお約束を踏襲している感じで個人的に好感が持てます。
 設定がちょっとヘンで、軍隊の描写がアツすぎる(この映画の日本には自衛隊ではなく防衛軍があります。まあこの時点でかなり……(笑))のが若干右翼な雰囲気というかまあその方向でヘンなんですけど、これいいゴジラだと思うんだけどなあ。
 宇崎竜童のアツイ台詞も魅力です。
 平成ガメラシリーズが好きな方は絶対観るべき。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:58| Comment(2) | お仕事状況

2010年12月10日

こういう拷問シーンも書こうか

 今日も歯医者だったのですが、中毒になるんじゃないかと思うくらい麻酔打たれました。
 おかげで全然痛くなかったのですが、なんかネジみたいな器具を歯に開けた穴にグリグリねじ込むんですよ先生が。なんだそのネジとか思って帰宅してから「歯 治療 ネジ」で検索したら

 わたしは生まれて初めて歯の神経を抜かれていたのでした。

 なんてこった、歯が一本ゾンビになってしまった。
 いや、スケルトンになってしまったと言うべきなのか。
 しかし歯の神経抜くって拷問のような痛みだと聞いたことがあるんですが、ぜんぜん痛くなかったです。


 そしてどうやらまた中央公論新社さんで本を出させていただけるみたいです。ありがたいことです。
 ただ、ちょっと先の話になりまして、来年4月〜6月の刊行を目指したスケジュールで動いています。いくらラノベ業界の基本的な製作スパンが3ヶ月〜6ヶ月とはいっても、今回は先が長いので、気長にお待ちいただけると幸いです。
 初稿は入稿済みですが、中公さんの場合修正や改稿指示ががっつり入りますから、作者としては「まだまだかかる」という気概でおります。
 今回はわりとオーソドックスな異世界ファンタジーを書きました。
 たぶん今まで書いた中公さんの本ではいちばんグロくないです。意図的に抑えたと言えば抑えたんですけど、そもそもそれほどグロくする必要がないストーリーと設定でした。
 でもひとたび戦闘になったら、ただの切り傷ですませるなんてそんな甘ったれたことやる必要ないので、どんどん首とか手とか飛ばしていきましたよ。飛ぶべきなんだよ。殺し合いなんだから。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:05| Comment(0) | お仕事状況

2010年11月12日

仕事熱心なのかなんなのか

 原稿書いてるだけの毎日だと特にブログに書くことがなくなってしまうな。
 ……激しいデジャ=ヴュを感じる。


 バイトと兼業(と、言えるのだろうか)しているときは、シフトの都合で連休になっても、なぜか原稿がなかなか進みませんでした。書けても1日3000字とか。このペースじゃまずいよなあとは思っているのですが、どうも書けない。
 それがバイトも終わった今日この頃だと、1日5000字以上進むのが当たり前。
 たぶんこれって集中できなくて、空想や妄想の世界に入り浸れなかったのが原因じゃないかと、最近気がつきました。わたしは常に空想の中にいなければならない人間のようです。バイトしているとき、仕事に慣れてからは原稿をどう進めようかということばかり考えていたのに、いざPCの前に座ると、その考えがうまくまとまらないのです。
 わたしの場合、小説はヴィジュアルを頼りに書いています。たぶん、本も読まずマンガも読まず、映画と自分の妄想だけを糧にして書いてきたからだと思います。実を言うと、わたしは頭の中で見聞きした映像や音声を文字に起こしているだけなんです。その映像はアニメでもなければ実写でもないし、声も実際には誰の声でもない。どう表現したらいいのかわかりません。風景も殺傷シーンも全部わたしには見えている……ような気がするのです。ただの妄想や空想と言えばそれだけなんだけれど、わたしの頭の中にはミクニやフジミさんたちが本当にいて、彼らが何を考えているか次に何をするかが全部わかる。そして彼らがわたしの存在を感じることは絶対にない。わたしに見られていることも知らずに独り言を言ったり戦ったりしています。彼らや彼らの世界はわたしが考えたものなのに、わたしではない何かによって生み出されたことになっているのです。
 バイトをしているあいだ、その世界への行き方を忘れてしまったような気分でした。
 人形を買いたいがために働いたら、本業に支障が出てしまいました。予定では、原稿はとっくに出来上がってるはずだったのに。
 でも、あまり空想の世界に行きすぎるのもよくないと思います。
 最近、なんだか、ふとした拍子で、もどってこれなくなりそうな気がしてきました。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:39| Comment(0) | お仕事状況

2010年08月30日

めざせ原稿用紙500枚

 明日締め切りの原稿があったんですけれども、明日はバイトが入っているので今日提出してきました。あれ、原稿を依頼先に出すことって日本語でなんていうのだろう。納品ともちがうよなあ。
 作品はまだ完成したわけではなくて、「とりあえず8月末日までに100枚程度」と言われていたのでそのぶんだけ目指して書いてました。完成させてあっと言わせるのもいいかと思ったんですがバイト始めていたし毎日暑かったのでぜんぜんそんなことできなかったぜ!
 しかし去年の苦労がただの悪夢だったかのように原稿は進み、250枚程度まで書くことができたのでした。
 せめて100枚書いて物語序盤だけでも! という志の低さでしたが、それが功を奏したのか(?)全体の構想の半分〜2/3を手渡すことができました。……いやメールでテキストファイルを送ったんだから「手渡す」というのも当てはまらないな……。
 この原稿が総ボツにならず、また残り半分を今のペースで書き上げられたら、年内か年明けにはなんとかかたちになるかもしれません。まだまだ先の話ですけど、新作ができたあかつきにはよろしくお願いいたします。


 正直諸口らしい作品なのかどうかはわからない。
 でも読んでて諸口作品だなーって思わないのは諸口が読んでいるからであって、諸口が違和感なく読めたということは諸口らしい作品になっているということなのかもしれないのだった。
 Alice?ノベライズを書いたときも、諸口らしさはかけらもないなと思いながら書いていたのですが、見本誌が仕上がってから読んでみたら「これ地の文が完全に諸口じゃん」と思ったので、諸口色っていうのは時間を置くと出てくるのかもしれない。ワインかよ。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:19| Comment(2) | お仕事状況

2010年07月11日

これにて一件落着

『Are you Alice? 君が捲る世界』の見本誌が届きました。
 わたしの場合、こうして見本誌をいただいたときにようやく「仕事が終わった」と見なせます。
 一応確認のために読破したのですが、地の文はしっかり諸口正巳でした(笑)。ようやく客観的に読めたけど、こりゃ間違いなくわたしが書いたものだな。

※シナリオをいただいて小説にする、というようなかたちで作業したため、台詞は原作の二宮愛様によるものが9.5割なのです


 いろんなレーベルでライトノベルを書かせていただいたり買ったりしているけれど、一迅社文庫アイリスさんのは全体的な装丁やカバーデザインがかなり凝っていて小奇麗だと思います。
 C★NOVELSさんのは本文フォントがとても読みやすいと思っています。個人的に。
 アイリスさんの本分フォントはちょっと変わってますよね。個人的な印象ですが、少女向けにぴったりな雰囲気。オシャレな字体。

IMG_1032.JPG

 前にも言ったのですが、アイリスさんは本文用紙を変えたそうで、厚みがこんなにちがいます。
 変更前のムシアオは282ページ、変更後のAlice?は252ページ。
 30ページも差があるのにこの背厚の矛盾(笑)。
 さらに面白いことに、手に取ってみると、ムシアオのほうが重いんです。
 個人的には、現在の紙のほうがめくりやすいように思います。


 いやあしかし無事に大きなお仕事がひとつ終わりました。
 あとは店頭に並んでるのを確認して喜んでほっとしてから、記念に自分で自分の本を買うという恒例の儀式を済ませるだけです。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:35| Comment(0) | お仕事状況

2010年06月22日

背表紙2cm弱



『Are you Alice?』ノベライズ版がついにAmazonでお目見え。
 ただし限定版のみ。
 7月刊の他の作品は、Alice?通常版も含めて全部未登録のようなので、限定版だけ特別処置なんでしょう。売り切れ表示が出ないかぎりは、Amazonでも気軽に予約できるみたいですね。書店に注文書を持っていかなければ手に入らないのだろうかと思っていたけど、よかったよかった。
 ところで、わたしが前にアイリスで1冊出させていただいたときと、今のアイリスは、本文の紙がちがうようなんです。230ページ程度のお話でも、280ページ以上あったムシアオより分厚かったので、へんだなと思ってました。
 なんていう紙使ってるのかなと思うのは、同人誌作ったことのある人間のサガか(笑)。


 同人誌つながりでお話をもうひとつ。
 久しぶりに『スコーピオン』読んで、「そうだ自腹で本作っちゃえばいいじゃん」ということを思いつきました。なんという今さら感!
 オンデマンド印刷ならそれほどお金も原稿作成の労力もかからないのですが、問題はページ数。
 どうせなら新書サイズだよなあと思って原稿のサイズ指定したら、本文だけで310ページに……。
 そんなの読みづらいに決まってるので、この際、バッサリとシェイプアップを兼ねて改稿してしまおうかと思い立ちました。
 世に出したものを、時間が経ってから大幅に改稿するのって、恥ずかしいことだと思うんですが……『スコーピオン』シリーズは稀有なかたちで打ち切りになってしまったことだし、もうストーリー的にも完全にシリーズ3冊で完結させて決着つけて「オンデマンド版スコーピオン」を作成しようかという気持ちが沸いてまいりました。というか一昨日くらいからザクザク文章削ってます。
 ただどれだけ刷ればいいのかまったくわからないので、めどが立ったらご予約を受け付けてみたいと思ってます。
 ストーリーラインはあまり変わらないけど、文章はぜんぜんちがうという別物に仕上がる可能性が大ですが、気長にお待ちいただけると幸いですー。

 あ、もちろん、残念ながら、山本ヤマト先生にイラストをご依頼できるはずがないので、全部諸口の自前絵になります。申し訳ない。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:39| Comment(4) | お仕事状況

2010年06月14日

流星といっしょに

 はやぶさのことはよく知りません。
 でも、話を聞きかじったぶんでは、これほど「オカエリナサイ」(イは反転)のメッセージがぴったりなシチュエーション、現段階の科学技術上でのできごとではそうそうありえないと思いました。
『トップをねらえ』は父が観ているのを横目でなんとなく観ていた程度で、真面目には観てなかったんですけどね。
 イナズマキィィーック

 ……映画キチ○イとしては、カプセルの中にタチの悪い微生物やウイルスの類が入ってやしないか不安なんですが。


『Are you Alice?』の著者校正がほぼ終わりました。
 明日か明後日に返送して、わたしの仕事は(たぶん)おしまいです。
 よっぽどのことがないかぎりは予定どおりに発売されると思います。わたしが「必ず」と約束できるわけではないのですが。
 校正の前に一度細かいチェックが入っているからか、ほとんど著者校正でやることはありませんでした。よかったよかった。
 それにしても、6/1で限定版の予約は締め切られているはずなんだけど、アニメイトオンラインではまだ受付中です。ためしてみたらカートにも入った。どういうことなんだ……。
 この限定版って、予約しなきゃ絶対買えないというわけじゃなくて、一定数は店頭に並ぶということなんでしょうか(よくよく考えれば限定版ってのはたいていそういうものだ。予約しなきゃ変買えないなら、それは「受注生産」という)。
 こ、今度聞いてみよう。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:47| Comment(0) | お仕事状況