2015年09月26日

激動の日

 昨日はいろいろなことが起こって頭がパーンなりました。
 まず朝っぱらから体調が悪かったです。しかし運がいいのか悪いのか、昨日はiPhone6Sの発売日でした。だからどんなに体調が悪くてもわたしは仕事が終わったあとauに行かねばなりませんでした。だってauが「3日以内に取りに来ないと次の予約の人にまわすぞ」って脅すから。
 幸い体調は午後になるとだいぶ良くなりました。
 そして昼寝でもするかとベッドに横になってiPhoneをいじったとき、BOOTHで同人誌の委託販売が始まったことを知りました。わたしはとりあえずTwitterに告知をして寝てしまいました。
 寝坊しました。寝すぎました。auには17時には行くと伝えていたのですがそのときすでに17時です。もうアレですよね。詰んでますよね。飛び起きてauにすっ飛んでいきました。
 しかしそこからが長かったです。当然のようにauは6S引き取りの人びとで混雑していました。40分くらい待ったでしょうか。そのあいだヒマだからiPhone5Sでネットしたりメール見たりするわけです。
 ここでようやくわたしは、BOOTHで販売していた同人誌の在庫がすでに底をつきかけていることを知るのでした。
 え?
 え?
 うそでしょ?

 ……このブログで告知するまえに、BOOTHに納品した同人誌は完売いたしました……。

 嬉しいし有り難いのですが非常に焦りました。
 しかし発送の際にわたしはしょうもないミスをしていました。『明日は廃墟でふたりきり』を60冊納品するはずが、50冊しか送っていなかったのです。またBOOTHさんの検品により、毎メリ1巻と3巻の一部にしおりが入っていなかったことが判明しました。BOOTHさんには、とりあえず特典が揃っているものだけ販売してもらうことになりました。
 そんなわけで、今日、明日廃10冊と不足分のしおりをBOOTH倉庫にあらためて発送しました。来月上旬には、ごく少数ではありますが、BOOTHの在庫が復活すると思います。ご希望の方は入荷お知らせメールの登録をお願いします。
 委託販売の開始時刻はBOOTHさんの都合によるものであり、出品者側が指定できるものではありません。どうぞご了承ください。

 しかし想定外の完売だけでは頭がパーンとはなりません。
 この日わたしにはもうひとつ、とんでもない事件が起きていたのでした。
 つづく。
(いやTwitterみてる方は何が起きたかご存知でしょうけど)
posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:47| Comment(0) | 日記

2015年09月22日

シルバーウィーク中日のこと

 新千歳空港の国際線ターミナルがいつのまにか賑やかになってるんですよねご存知でしたか。
 わたしは去年まで知りませんでした。
 まず目玉はドラえもんスカイパークのようです。子供たちがわさわさおります。そしてわれらが北海道が誇るチョコレートメーカー・ロイズの、ロイズ・チョコレート・ワールド。ここも子供たちで充満しています(ひどい言い方)。
 そしてこのドラえもんとロイズのあいだには、偉大なるドイツのくま屋シュタイフのシュタイフ・ネイチャーワールドがあるのです。
 あのシュタイフがよりにもよってこんな日本の最果ての空港にあらわれただなんて、わたしはちっとも知りませんでした。知ったのは、去年、新千歳空港から台湾へ旅立つその日でした。
 わたしは我が目を疑いました。ロイズはともかくなぜドラえもんとシュタイフがこんなところに。シュタイフのベアをまさか北海道でみられるとは。高ッ!!?
 最後の驚きはともかくとして、わたしは残念に思いました。これから台湾に行くのにくま買ってどうすんだよと。でも空港なんて飛行機に乗るためだけにしか来ないもんなあ、せっかく北海道にシュタイフが来たのに、わたしはシュタイフのテディベアを手に入れられないのかと。そしてわたしはいつのまにこんなくま好きになってんだよと。

 あれから1年。シルバーウィークの真っ只中、わたしはくまを買うために高速をぶっ飛ばして峠を越え新千歳空港に向かいました。飛行機に乗るためではなくくまを買うために。イカレてるんじゃないかと頭の片隅で思っていました。でもシュタイフだから仕方ないじゃないかとも。
 しかもわたしのミニには両親が乗っていました。なんかよくわかりませんがついてくることになりました。父と車中で大ゲンカしました。母も父に対して怒っていました。2対1の大ゲンカでした。そして帰りはわたしがひとりで運転しました。マジでなぜわたしは両親といっしょに行ったのでしょうか。シルバーウィークの魔力でしょうか。

 新千歳空港には大きな駐車場が3つあり、事前にネットで調べ、「新千歳空港の駐車場が満車になることはめったにない、しかも周囲には民間の駐車場もある」という情報を鵜呑みにしていました。
 それに連休の中日だからそんなに混んでいないだろうとタカをくくっていました。
 そしたらヒドイ目に遭いました。
 駐車場はすべて満車でした。空港前はもう花火大会でもあんのかと思うほどの大渋滞。
 空港に着いたのは10時ぴったりでしたが、駐車場に停められたのは10時40分でした。しかしこれでもまだ運が良かったほうのようです。駐車場のおっさんがそう言っていたらしいです。
 らしい、というのは、駐車場前の大渋滞に巻き込まれてから30分後、「これはわたしだけ降りてくま買いに行ったほうが早いのではないか」と思いついたためでした。両親は特に空港に用事もなかったので承諾してくれました。
 わたしは愛車を降りて徒歩で空港入口へ……暑ッ!!?
 信じられないほどの陽気でした、9月下旬とは思えぬ暑さでした。行くも地獄戻るも地獄。わたしは行く地獄のほうを選びました。しかし降りた場所から空港の入口へはぐるっと大きく迂回せねばならず、しかも当たり前ですが空港はとても広く、わたしがシュタイフに辿り着いたのはそれから10分後でした。

 そこはくまの楽園でした……。
 いやくま以外にもたくさん動物がいるんですけど。
 まああれですよね。SDの天使のすみかみたいなもんですね。天使のすみかよりは5万倍入りやすいですけど。でも値段はSDといい勝負です。ぬいぐるみ沼もかなり深い。
 でも新千歳のシュタイフにはあまり大きなサイズのくまや高価なハードタイプのくまがいない印象がありました。わたしはせっかくだからハードタイプのテディベアにするつもりだったのですが、なんせ数が少ない。
 値段は似たり寄ったり。顔もまあ、似たり寄ったり。けっこう悩みましたが、結局、パッと最初に目が合ったくまを買うことにしました。妙な色合いの毛並みに目を奪われたのかもしれません。

 http://www.steiff-onlineshop.com/SHOP/027291.html

 2013年のくまだったのか。

 >あどけないロビーの表情は、思わず抱きしめたくなるほど。

 そう言えばシュタイフのくまは親が子供に買ってあげて「一生の友」になることも多いんだったっけ、子供にやさしい素材を使ってるんだったよな。
 と思って試しに買ってからギュッとしてみました。
 
 こいつチクチクする

 わたし皮膚が弱いのでウール100%のセーターとかチクチクして赤くなってしまうんですよ、こいつもか。
 調べてみたらアンゴラらしいんですが、わたし高級なアンゴラの毛でもダメなんですか?
 ま、まあでもくま抱きしめて寝るような年じゃないから……いいんだけどね……。

 それよりも気になって仕方がなかったのは、子供の姿はおろか、大人の姿さえ、シュタイフにはないことでした。
 隣のドラえもんスカイワールドとロイズは家族連れでいっぱいなのに、シュタイフだけ静まりかえっているのです。せっかくだからと限定ベアの展示目当てで、シュタイフ・ネイチャーワールドにも入館料を払って入ってみましたが、なんとこのシルバーウィークの中客はわたしひとり。
 これひょっとしたら3、4年後には、新千歳空港からシュタイフなくなってるんじゃないでしょうか。なぜこんなところに作ったのか。札幌駅周辺のほうがまだくま目当てのひとが来やすいはずなのに。
 シュタイフのベア、特にハードタイプは、オンライン通販で気軽に買えるような価格ではありません。手作りだからひとつひとつ微妙に顔もちがうので、個体差を気にするひとなら手に取って選びたいはずです。実店舗というのは絶対に必要です。北海道に来てくれたのは嬉しいけれど、本当に、なぜ新千歳空港なのか。

 とはいえ、わたしは去年からずっと、「台湾に行く前に無理してでも買っとくべきだったかな」ともやもや後悔していたのでした。
 思いがけずもらえた4連休、これですっかり満足です。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 19:07| Comment(2) | 日記

2015年09月17日

売れっ子漫画家的俳優

 2話ほど取りこぼしましたが『刑事7人』を観ていました。
 目当ては片岡愛之介です。母が彼を見るたび「隠し子が……」「女性関係が……」と苦言を呈するのですが、そのう、好きなんですよ。古風な名前つながりで佐々木蔵之助も好きです(?)。いや野村萬斎も好きだし、キリッとした風貌や立ち振る舞いが好みなのかもしれません。
 しかし愛之助様はたまに出てこない回があったり、総出演時間1分くらいの回があったり、途中で髪型が変わったりしました。完全に他の仕事を優先してる(笑)。まるでちょいちょい休載する漫画家のようだとも思いました。
 内容は複数の海外の捜査ドラマから設定やらなんやらをちょいちょいパク……いや参考にしてる感じがして、日本の捜査ドラマにしては頑張ってるというか努力してるというか、良くしようという製作側のそれなりのやる気を感じた気がします。愛之助が出てなくても充分楽しめました。

 ところでわたしがTwitterでときどきギャーギャー騒いでいることに「復讐鬼系犯人の末路」があります。
 もうね本当に嫌なんですよ。

刑事「復讐なんかして、殺された◯◯さんが喜びますかねぇ……」
犯人「う……(グスン)……うわあぁぁぁぁぁ」

 この展開!!

 滅 び ろ ! !

 なに説得されてんだよ!!
 殺されたり自殺に追い込まれたりした愛する人のために今まですべてを捨てて頑張ってきたんだろ!!
 いや、その人が死んだことでそもそもすべてを失ったんだろうが!!
 反省してこれから先どうやって生きていくんだよ!! なんにも心の拠り所がないんだろ!!
 そんなあなたの世界に、生きている価値があるのかよ!! 1回でも「ない」と思ったんだろ!!
 復讐しろ!! 復讐を完遂しろよ!!
 いや途中で捕まるのはまあ仕方ないよ!! 殺人とかわるいことしてるんだからさ!!
 でも反省とか後悔をするなよ!! まったくもう!!
 その程度か!!!
 なんなんだよこの脚本!!!!!

 ……と、今まで何回日本の刑事ドラマに同じストレスをかけられたことでしょう。刑事ドラマだけじゃない、復讐がテーマの『アリスの棘』とかいうドラマも結局はこれで、わたしの中の内なる祠門さんが目覚めそうになりました。こういうことにするなら復讐というテーマ冠するなよマジデ!! ガアアアア!!
『相棒』もけっこうこういうことあるし、残念ながら『刑事7人』の初回もそうでした。ふざけんなよ!!
 と思ったらこの『刑事7人』、何話めかにもうひとり復讐鬼が現れ、
 なんと復讐を完遂したあと自殺したのです。
 完璧です。
 完璧な復讐者です。日本のドラマで初めて見ました。
 もうわたしはこれだけでこのドラマのすべてを受け入れられる気がしました。高く評価しようと思いました。単純な人間です。
 でもほんと前述の展開が嫌いで嫌いで大ッ嫌いでたまらないので、もう何回も言ってることですけど、本当に嫌だったので、『毎日がメリー・バッド・エンド』ではちゃんと生きたまま復讐相手を燃やしたり嬲り殺しにしました

 主人公が『時間』にこだわるという性分の理由が妻子の死なのですが、その理由は結局明かされず。でもたぶんすごい手口で殺されたんだと思います。そうでもなければ刑事が自分の『時間』を止めてしまうほどショック受けないと思うし。ただそれってメンタリスト
 できればシーズン2をやってほしいものです。テレ朝は『相棒』に次ぐドル箱的刑事ドラマが欲しいはず。『刑事7人』じゃ無理ですかね。やってくれませんかね。肯定的な意見をテレ朝に送ったほうがいいのでしょうか。
 でも最終回の際に流れた『相棒』次シーズンのトレイラーを観て若干悲しくなりました。
 金のかけ方がちがう。たぶん使ってるカメラとかの機材もちがうし編集者の腕もちがう……。
 次の相棒は反町とのことなので、『相棒』復帰しようかなと思っています。
 相棒の末路(いやな言い方)が
・警察やめて海外へ旅立つ
・無事スパイ活動を終え異動 
・逮捕
 と来ているので、そろそろ

・殉職

 がありうるのではないかと期待してしまっています。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:41| Comment(6) | 日記

2015年09月12日

スモールウェーブに乗る

 2年前の今時期、こんな日記を書いていました。
 http://mmolockchi.sblo.jp/article/76171180.html
 そうなんだなあもう2年も前なんだなあ。
 今日がどういう日だったか、ご存知の方も多いでしょう。
 そうです、iPhone6Sの予約受付開始日でした。
 でも世間は落ち着いたもんですね。まあマイナーチェンジみたいなものですし。こんなこと言ったらガジェットに詳しい方から「このド素人が!! 大幅に変わったんだよ!!」とか罵られるかもしれませんが。
 2年前の今時期は、水没させてしまいゾンビと化したiPhone4を四苦八苦しながら使っていたので、できるだけ早く新しいiPhoneに変えたくて仕方がありませんでした。いや、変える必要がありました。水没したのは完全に不注意だったので、もう完全に学習してAppleCare+のオプションをつけました。今回もつけると思います。iPhone5Sはバリバリに元気なのですが。
 そんなわけで切羽詰まっていた2年前とは状況がちがうものの、俗に言う2年縛りも終わることですし、最新型に機種変更することにしました。
 妹が去年知らぬ間にiPhone6に変えていて、その薄さと大きさがうらやましかったのも動機のひとつ。
 2年前は開店と同時に予約受付開始で、仕事が終わってから行ったらゴールドはすでに売り切れていたのですが、今回はなぜか16:01からの予約開始。なんだその1分は。
 ともあれおかげで助かりました、わたしの現在の仕事の定時は15:15なんです。なんだその15分は、と思われるでしょうがそういう職場なんです許してください。しかも今日はかなり忙しそうで上司が残業してくれないかなーチラッチラッしてましたが、用事があるんでと謝り倒しながらわたしは退社しました。
 愛車をぶっとばしてauショップへ。道中でエゾリスの轢死体と遭遇。いやな予感がビシビシ迫ってきます。
 いやな予感は的中しました、わたしは忘れ物をしていました。ここで5分ロス。
 auショップに辿り着いたときには、すでに7組くらいのお客さんが順番待ちしていました。
 でも7組。しかもわたしがこのピークのラストの客という様子でした。iPhone5Sの予約のときは、わたしの前にもあとにもひっきりなしにお客さんが来ていましたが、そんな様子もありません。落ち着いたものでした。
 しかし全国的にみればauはたいへんなことになっていたようで、「すいません申し込みのためのネット回線がパンクしてしまって」と店員さんがわれわれに平謝り。結局わたしが予約できたのは1時間後でした。
 やはり16Gではちょっと手狭(?)だと感じ始めていたので、今回は64Gに。色は変わらずゴールドです。
 今回もローズゴールドという新色に人気が集中しているようでした。店員さんは「ローズゴールドではなくてただのゴールドですね?」と3回も確認してくる始末。ピンクという色が大嫌いなわたしなのでどうしてそんなにピンクなんかすすめるんだあと「ただの」とはなんだいい色だろうがゴールドと思ったのですが、こういうことは慎重にやってもらったほうがいいですよね。
 でも帰宅してから支払いのシミュレーションをやってみると、円安の影響+64Gにしたせいで月々の支払いがアップしそうな感じなのでありました。
 ……仕事頑張ろう。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:15| Comment(0) | 日記

2015年09月07日

廃墟との戦い

 本日、『明日は廃墟でふたりきり』をご予約の方(かつ、代金を振り込んでいただいた方)へのすべての発送が完了しました。皆様、お買い上げありがとうございました!
 特典のしおりやポストカードが入っていなかったという方はご連絡下さい。対処いたします。
 
 そしてようやく、BOOTHでの委託販売の準備も整いました。

 https://mscity.booth.pm/

『毎日がメリー・バッド・エンド』をはじめとした既刊をお求めの方は、こちらのショップでお買い上げください。毎メリシリーズは在庫をすべて委託しました。2巻『きおくはここあしのこにねむる』は25冊しかないのですが、再版はしないことにしましたので、他の既刊と数が合っていません。申し訳ないですが、他2巻と数を合わせるために印刷すると赤字になってしまうのです……。どうぞご了承ください。
 ご予約はできませんが、販売開始の際にメールを受け取ることができるようです。
 商品は日曜にBOOTH倉庫に発送しました。販売開始まで7日〜14日かかるとのこと。わたしにも、具体的に何日頃販売が始まるのかわからないです。ごめんなさい。

 この倉庫への発送作業をしたのは土曜日の夜でした。
 もうあの夜は忘れられないです。
「本を段ボールに詰めて送るだけだ、30分で終わるだろ」と思っていました。甘かった。
 2時間以上かかりました。夜中までかかりました。家族の手も借りることになりました。
 いや翌日郵便局に持っていって発送するまでの時間も含めたら、3時間くらいかかってるでしょうか。
 もう身体じゅうガタガタになりました。本がブ厚すぎる&重すぎるんだよ!

『明日は廃墟でふたりきり』はまだ自宅にも在庫が残っています。
 理由は11/15開催のCOMITIA114に参加するためです。先日申し込みを済ませました……が、サークルカットまだ描いてないです……。
 新刊はこの明日廃だけになってしまうかもしれませんが、それだとあまりにも寂しいので努力します。とりあえず、以前参加した際、数十分で売り切れてしまったまぼろしの短編『トーマス・レインの猫』は再版するつもりです。24Pの薄ーい本です。もともとコミティア限定本にするつもりでしたが、部数が少なすぎたようでした。
 新刊がどうにもならなければ、コミティアは申請すれば商業誌も置けるようなので、『謳えカナリア』を持っていくことにします。
 ……新刊出せたとしても持っていったほうがいいような気がしてきた。この本豪華だからスペースが華やかになる。
 そんなわれで、まだ先の話ですが、BOOTHとコミティアではよろしくお願いします!



 今回の通販でも、ご入金もご連絡もしていただけず、本日こちらでキャンセル処理したご注文が12件ありました。
 どうも毎回通販するたび、これくらいの数が同様の理由でキャンセルになります。
 若干悲しいです。
 BOOTHでは1週間ご入金がなければ自動的にキャンセルになります。わたしよりもドライです。ご注意ください。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:17| Comment(2) | 日記

2015年08月29日

しりたがりのヨランタ


 ジュリエッタは、自分がかなり高額で落札されたということを、長いこと知らなかった。自分は『高級品』だったのだ。パトロンのヴォイチェフはよくしてくれるが、難点は、しょっちゅう〈しりたがりのヨランタ〉のお守りを命じることであった。
 ヨランタはこの町では珍しい『子供』だった。ヴォイチェフのひとり娘だ。彼の妻――ヨランタの母親――は、ヨランタを産んでからすぐに病死していた。
 ヨランタはかわいらしく、かしこい子だが、とにかく、なんでも知りたがった。
 ジュリエッタはときどき、困り果てた。
 歌を24時間歌い続けていろと命じられるほうがまだましな気がする。ジュリエッタは、『以前』から、子供の相手をするのが苦手だった。ヨランタはジュリエッタの子守歌よりも、身の上話に興味があるようだった。
 ジュリエッタには、話したい過去などほとんどなかった。
 とりわけこの日の会話は、やりにくかった。
「ジュリエッタ、今夜はお出かけよ」
「ええ、知ってるわ」
「パパがどうしてあんなに楽しみにしてるのか、わたしにはわかんないわ」
「そうね。ヨランタはあんまり真鍮糸雀に興味ないものね」
「でもジュリエッタのことはすきよ!」
「そう。ありがとう」
 まえの顔とちがって、笑顔はどうしても引きつってしまう。それでも、ジュリエッタの表情は、豊かなほうであるらしい。高級品だから。手がけたのが、〈赤のマエストロ〉だから。
 今夜は、その〈赤のマエストロ〉の新作が発表される。町はその話題で持ちきりだ。みんなみんな、オペラ座へ向かう。ヴォイチェフもヨランタとジュリエッタを連れていくつもりらしい。
「新作、調律したのはまたアイレンベルグ先生なんですって」
「……そう」
「ジュリエッタもそうよね? ねえねえ、どんな先生だったの?」
「……すてきな先生だった。いいひとだったわ」
 ジュリエッタはまた笑った。
 しかしヨランタが、不満げに詰め寄ってきた。
「ジュリエッタ、嘘ついてる」
「えっ」
「なんだか人形みたいな笑顔だった!」
「……そんな、だって、……人形だもの」
「そうじゃないわ、すごく不自然な顔だったの。ねえ、ほんとうはいやな先生だった?」
 ヨランタはいつもと同じ。興味津々。
 ジュリエッタは、少しだけ、嫌な気分だった。調律師アイレンベルグ。彼は確かに紳士で、穏やかで、ジュリエッタに最高の歌を授けてくれた。しかしだからこそ、ジュリエッタは、彼のことをあまり詳しく話したくないのだ。
 忘れたほうがいい。
 最近は、そんな考えさえ頭をかすめる。
「本当にいいひとだったわ。でも……、なんだか、いつもわたしのほうをみてなかった気がするの。わたしはいつでも一生懸命だったのに。先生はいつも、わたしがいるところとは、少しずれたところをみてた。わたし、あのひとと、真っ正面から向き合いたかったわ。一度でいいから」
「…………」
 ジュリエッタの話を、ヨランタは、少し目を丸くして聞いていた。
「……ジュリエッタ、アイレンベルグ先生のことがすきだった?」
「ううん、たぶんそうじゃない。タイプじゃないし。きっと不満に思ってたのね」
「そう……。そっか。ジュリエッタ、まじめだもんね」
「…………」
「先生がまじめに取り組んでくれなかったら、不満よね」
「うん、そうよ。そういうことなの」
「じゃあ、今夜は行かない? お留守番してる?」
「お父様が決めることよ。わたしはそれに従うわ」
「そう。……ねえ、ジュリエッタ。わたし、あなたもいっしょに来てほしいわ」
 ヨランタはジュリエッタの手を握った。
「新作は見たいけど、でも、ジュリエッタのほうがすてきにきまってる。わたし、今夜はそれを確かめに行くのよ!」
 そう言われた次の瞬間、ジュリエッタは、ほとんど反射的にこう言っていた。
「……あ、ありがとう」
 でも、なぜだろう。
 なんだか少し、いやな予感がする。
 新作はきっと、自分よりすてきな真鍮糸雀だ。なぜかと言えば、『新作』だからだ。新しいものは、古いものより、たいてい、優れている。
 そして、アイレンベルグの目を思い出すと、その胸騒ぎには拍車がかかる。
 あの、ジュリエッタではないものを求めていた、藍鼠色の目。あの目はいつか必ず、望みのものを捉えるはずだ。そのとき、なんだか、とても良くないことが起こるのではないか――。
 ジュリエッタはアイレンベルグに送り出された日から、ずっと、そう思うのだった。



『謳えカナリア』、本日発売しました。
 感無量。
 どうぞよろしくお願いします。

posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:58| Comment(3) | 日記

2015年08月24日

世界遺産をみた



 どーんとマルスコイ

 
 このキーワードに反応した人間は道民、あるいは北海道に長期間住んだ経験がある者である。

 これは知床第一ホテルのCMで有名なフレーズなんですよ。登別クマ牧場の「の! ぼ! り! べ! つ!」みたいなものです。あと数年で定着しそうな新しいCMフレーズは「み〜ど〜り〜の〜かぁ〜ぜぇ〜」です。これらの面白さがわからないひとは道民に聞いてくれ。本当にへんというか脳裏に焼きつくんだ。
 閑話休題、マルスコイとは知床第一ホテルがウリにしているビュッフェ形式のレストランのことです。
 ブラック企業に勤めているあいだに「マルスコイはすごいぞ! 一度は行くべきだ」と上司に言われていました。その話を今の職場でもしたら、「ああマルスコイは行って損はないよ」と真顔で言われました。
 そんなにいいのか、じゃあ行ってみよう。
 ……と、簡単に予定を入れられるようなところじゃありません。だって知床ですよ。
 高速? 特急列車? そんなものはない。
 アクセス方法は一般道を車で行くのみ。どうしても公共交通機関を使うしかないならば、最寄りの駅からバスを利用するしかありません。それでも1時間かかります。
 ド田舎というより秘境なのです。まあそれくらい人里から離れてなけりゃ世界遺産のうちの自然遺産として登録されないでしょう。
 冬は流氷がみられるのですが、このあたりの道路は冬になるとあちこち閉鎖されるのでさらに行く難易度が上がります。証拠にわたくし北海道生まれの北海道育ちですが流氷見たことないですからね。見たいです。
 しかしそんな秘境に、今回、両親といっしょに一泊で旅行に行くことになりました。目的はどーんとマルスコイでした。一応、あわよくば世界遺産の知床の風景を見ようということになっていました。

 残念ながら終日曇天と雨。

 しかも道中あちこち寄り道したため移動に5時間かかりました。交替で運転していましたがわたしはナビ役だったのでほとんど休んでいません疲れました。
 でも楽しかったですし、どーんとマルスコイは確かにすばらしかった!
 職場の人が言うには、「普通のホテルの夕食ビュッフェがマルスコイの朝食ビュッフェ」。まさにそのとおりでした。夕食も朝食もすっかり腹いっぱい。温泉は塩素くさくて温泉という感じがしなかったのが残念ですが、部屋も景色もきれいだったしマルスコイはすごいしすっかり満喫しました。
 知床の観光名所も、オロンコ岩とオシンコシンの滝には行けました。
 滝はかなりの迫力でこれまた良かったですが、問題はオロンコ岩。
 60メートルの高さの巨岩で、上にのぼることができます。……しかしこの階段が想像以上にキツかった。いや登山とか運動してるひとにとっては大したことないと思いますが。
 岩の上からの眺めは、晴れていれば絶景にちがいありませんでした。
 今にも世界が滅びそうな(笑)灰色の空と鈍色の海。母は妙に詩的なことを言いました。
「私たち、カモメより高いところにいる」
 オロンコ岩のまわりには無数のカモメが飛び回っていて、かれらの表情がわかるくらいでした。わたしたちは、互いに励まし合いながら岩を降りました。完全に遭難者です。わが家族はいっさい運動らしい運動をしないからこういうことになるのです。
 ここで雨が降ってきたので、知床五湖には行きませんでした。
 両親は旅行中、天気のことを嘆いてばかりでした。わたしは旅行に行くとたいていこんな天気なので、今さらどうということもありませんでしたけれど。
 そうそう簡単に行ける距離ではないのですが、せっかく北海道にいるのですから、もう一度行ってみたいものです。今度は晴れた日に。でもまたホテルは知床第一ホテルで。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:01| Comment(0) | 日記

2015年08月19日

お知らせと懺悔

『謳えカナリア』の発売が近づいてまいりました。
『明日は廃墟でふたりきり』の現物が届くのももうじきでしょう。
 現在M.S.SHOPで受け付けている『明日は廃墟でふたりきり』のご予約は、明日8/20の20:00で締め切らせていただきます。
 http://msshop.thebase.in/
 すでにたくさんのご予約をいただいております。ありがとうございます!
 毎メリマッドヘッドラヴより売れ行きは落ち着いているな、と思っていたのですが、トータルしたらぜんぜんそんなことはありませんでした。同じくらいの数が全国に旅立つようでした。
 住所ラベルやら梱包用のプチプチやらはすでに準備万端……なのですが……カバーかけを自分の手でやらなければならないし、しおりとポストカードも挟まねばならないので、戦いはこれからです。
 発送が済みましたら、BOOTH開店の準備を始めたいと思います。毎メリと同時購入をご検討中の皆様はもう少しお待ちください。


 懺悔というのは、いや誰に対しての懺悔なのかという気持ちもありますが、要するにツムツムに激ハマリしたということです……。
 軽い気持ちで始めたのですがこれ面白いです。
 ただ、LINEゲームというのがネックでした。LINE大嫌いなんですよ。Facebookもそう。ああいうSNS本当にダメです。

 …………(カタカタカタカタカタカタ)。

 うおっ。

 ……気づいたらLINEがいかに嫌いかということを十数行書いていましたので削除(笑)。
 ともかくLINE入れてなかったし、入れたくもなかったんですが、ツムツムはわたしの矜恃さえブチ壊しました。
 LINEを入れていなくてもゲストログインというかたちでプレイはできるのですが、ツムツムがアップデートされるとデータが消える可能性があるらしいです。アプリのレビューを見れば一目瞭然ですが、ゲストログインしてデータが消えたひとびとの怨嗟が渦を巻いています。あれ見たら恐ろしくて課金なんかできません。
 ……そう、わたしは、ツムツムに課金するためにLINEを入れてしまったのでした。
「課金するならチマチマやらずに最初にドカンと初期投資するほうがよい」という意見をネット上で見かけましたので、一度に課金できる上限の6800円をLINEに投資。クッなぜわたしがLINEなんかに金払わなきゃならないんだ(以下50行LINEバッシング)いやディズニーに金をからったと思えばいいんだなそうしよう。
 ガチャを20回ばかり回して、当たりと言われるツムを手に入れることができました。
 それからというもの、わたしの転落は留まるところを知りません。
 課金が悪とは思わないけれど、もうこれ以後しばらく課金はしないようにしなきゃなあ。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 19:01| Comment(2) | 日記

2015年08月16日

めざせおひとりさまマスター

 全国的にも有名なのかどうかはわかりませんが、地元の花火大会は(北海道では)かなり大規模です。それこそ市内じゅうから見えるのですが、数年前に会場で見てからは、もう会場以外で見ることなどありえないと思うようになってしまいました。
 この花火大会には有料席と無料席(というか無料スペースというか……)があるのですが、有料席は毎年抽選です。倍率がどれほどなのかはわかりませんが、今年初めて応募した母がみごとペアチケットを手に入れたのでした。枡席も選べたのですが、どうせ行くのはわたしと母だけだからということでペアにしたのです。
 そしたら予定外に早く妹が帰省してきました。
 これはわたしと妹が殺し合いになると母は考えたようです。妹もこの花火大会は大好きだからです。
 もちろん残念でしたが、わたしは妹にチケットを譲りました。理由はひとりで行動しても平気だから。
 ということで、今年は20万人以上(わがまちの人口より多い)が集まる大花火大会の会場で、わたしはひとり折りたたみ式の椅子に座って花火を見ることになりました。まわりは家族連れとカップルだけで、おひとりさまの姿はまったく見当たりませんでした。キツイひとは相当キツイと思います。拷問にも使えるかもしれません。おひとりさまレベルではひとりテーマパークよりかなり上ではないでしょうか。
 しかも、せっかくだから一度も行ったことのないブロックで見たのですが……これがかなり残念でした。思っていたよりも遠く、遮蔽物もあり、いつも行くブロックのほうが迫力がありました。とはいえ人柱として役に立てそうなのでよしとします。
 でも、途中でブロックを移動すればよかったかな。せっかくひとりなんだから、移動もラクだったわけだし。
 有料席はもちろん、打ち上げ場所の真っ正面。
 有料席で見た母と妹は、一生忘れられない夏の思い出を作ることができたようです。やれやれ。
 母もケチって枡席にしなかったことを悔やんでいたので、責める気にはあまりなりません。
 まあ、紆余曲折の末このまちで良い職場に就くことができたし、良い場所で見る機会はまだあるでしょう。すっかりモンスターイベントと化し、地元の経済を動かすほどになったであろうあの花火大会が、なくなるとは思えないですし。
 この花火大会が終わることで、毎年、夏の終わりを実感します。
 いっときの猛暑が嘘のように、ここのところずっと、寒いくらい。過ごしやすくなって何よりです。
 夏ははっきり言って大嫌いだけれど、あの花火大会はべつです。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:53| Comment(0) | 日記

2015年08月09日

中生代へようこそ

 この1週間はしんでいました。暑さで。36度ですよ。ここ北海道なのに。
 数年前居間にエアコンをつけたのですが、わたしの部屋にはついていないわけです。しかもわたしの部屋ロフトつきで屋根の真下なんですね。もう暑さがじかに来ますよ。
 数年前にも一度気温36度に達しましたが、あのときも今回も、「この暑さは(ようすが)おかしい」と感じました。たぶん身体や脳が危険を察するのだと思います。
 しかも居間の職場は徹底した省エネぶりでほとんどエアコンをつけません。36度の日はさすがに稼働してましたが。でもポカリスエットをはじめとしたスポーツドリンクをちまちま飲むと身体がラクになることに気づき、毎日持っていくようになりました。
 ポカリスエットだけでは飽きるので、流行りの経口補水液も買って職場に持っていったんですが、飲んでもまったく味がしませんでした。噂によれば「まずい」「しょっぱい」と感じなければヤバイらしいですね。ヤバかったみたいです。
 数日前からやっと北海道の夏にふさわしい気温となりました。でも例の猛暑日のダメージが大きかったようで一昨日あたりからずっと頭痛いです。

 しかしその頭痛をおして『ジュラシック・ワールド』を観に行きました。
 わがまちの通称死ねコンにもさすがにやってきましたので、怪獣好きな、しかし腰が超重い父も引きずり出し、家族総出で観に行きました。
 つい先日放送された『ジュラシック・パーク』をちょっとだけ観たいのですが、あれはもう名作というか伝説ですね。100年後も語り継がれるような、映画史に残る作品と言って間違いないでしょう。あれは良いとか悪いとか関係ないです。あの映画は化け物です。
 続く『ロスト・ワールド』もすばらしいと思います。もう何回観たことか。わたしも怪獣好きな父の血を引いているようで、幼い頃から恐竜が大好きでした。
 何よりあの映画が化け物たる所以は、20年後の今観てもすごいと感じるところでしょう。
 ネットではこの『ジュラシック・パーク』(1993)と実写版『進撃の巨人』(2015)が比べられていますがむなしくなるだけです。製作サイドが「金のかけ方がハリウッドとはちがうんだよ」と逆ギレしたそうですが、『第9地区』の制作費が同じくらいの30億円であること知っててそれ言ってるんでしょうか……。
 閑話休題、わたしは『ジュラシック・ワールド』に期待してしまっていました。いつしかわたしは「映画はあまり期待しないで観る」というスタンスを取るのをこころがけるようになっていましたが、この映画に関しては無理でした。悲しくもぜんぜん印象に残ってない『3』を劇場まで観に行っているのに期待していました。
 結果。


 いやあこれ3Dで観たかったです。
 死ねコンのラインナップが子供向け・家族向けになっているからか、残念ながら吹き替えでした。主役の漢前オーウェンの声は誰がどう聞いても玉木宏であり、いや彼の声は好きですけど、もう玉木宏がめっちゃ頑張ってるようにしか感じられなくなりましたが、それでもオーウェンは漢前でした。クレアもクレアで「この不安定な吹き替えもぜったい女優かアイドルだな」と思ってたらやっぱりそうでした。
 そして内容は、おおよそ、ありきたりなSFパニックものでした。エイリアンなどの脅威が恐竜に置き換わっただけの。
 いちばんよくなかったのは、本作のボスが「遺伝子操作で生み出された新種の恐竜」であったことです。パークの雰囲気を見るに舞台は完全に未来だし、そんなハイブリッド恐竜出されたってね、今さらそんなバイオモンスター見飽きてるんですよ。
 そりゃティラノサウルスだってもうこの世にはいないのだから、かれらに襲われるなんてことはすでに現実離れしているんですけれど、でもかがくのちからで生み出された架空のモンスターとはちがうんですよ。ロマンがあるんだ! 恐竜には! わかっていただけるだろうか?
 ああこれ期待するべきじゃなかったんだ。ああ失敗した。やっぱり続編っていうのは難しいんだな……。

 しかしその鬱屈した想いはラスト10分ですべてぶっ飛ばされました。

 もう許せる。あの10分で何もかもが。玉木宏と木村佳乃さえも(笑)。あの10分だけ監督が変わったんじゃないのかと思えるくらいの神がかり的な演出と展開。この監督は恐竜、いや怪獣が大好きなんだ。きっとそうだ。仲間なのだ。ボスがしょうもない創作モンスターであったことが、皮肉にもこの感動に拍車をかけます。
 ふんじばって連れていった父はやはり元祖にはかなわないと言っていました。わたしもそう思います。でもこの映画のクライマックス、およびラストシーンには目に涙が浮かびました。
 この映画は『ジュラシック・パーク』が大好きなひとが、『ジュラシック・パーク』が大好きな人のために作ってくれたのだと。
 また、このシリーズで重視されている家族の絆に関しても、わりとちゃんと描かれています。恐竜に興味が無くても、兄弟愛好きな方は観たほうがいいです。
 わたしはあのラストのためだけにソフトを買うと思います。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:48| Comment(0) | 日記

2015年07月26日

8/29〈赤のマエストロ〉新作発表会


 まだ書影が上がっていませんが、とうとうAmazonにも『謳えカナリア』が登録されました。
 予約注文ができます。どうぞよろしくお願いします。
 しかし、定価1200円と聞いたら「まあそんなものかな」と思いますけど、税込1296円となると「むむむ」となりますね。本っていうのは1200円っていうのが気軽に出せる価格の上限なんでしょうか。とは言うものの本の価格は食品同様年々高くなっていくいっぽうですからね。わたしの金銭感覚が古いのかもしれませんが。
 でもキングの新作『ドクター・スリープ』なんて上下巻なのに1冊税込1944円ですよ。上下揃えたら3888円ですよ。辞書かよ。
 そんなこと言いつつ『明日は廃墟でふたりきり』が1300円ですからね……。なんかすみません……。
 現在THORES柴本先生のTwitterでほんの少しだけ表紙がチラ見できます! もうわくわくしちゃって脳味噌と胸が張り裂けそうです! 夢なんじゃないかしら。
 このお話、打ち合わせの際編集長さんに言われた難点があります。わたしもそこは弱かったかと思っていたのでぎくりとしました。やはり編集さんはプロです。書籍版はその点を解消するため、少しだけ加筆しましたが、基本的に大きな変更はありません。
 でもゲラを見てびっくりしました、本文ページのデザインも凝っているし、フォントも話の雰囲気にぴったりなもの(筑紫Aオールド明朝)を選んでいただきました。THORES先生のイラストも含め、1300円弱の価値はあるんじゃないかと思います。装丁に。わたしがこの本をたまたま書店でみつけたら内容にかかわらず買っていると思います。


 
 上でちらと話した『ドクター・スリープ』は、キングにしては珍しい「続編」小説です。しかも『シャイニング』の!
 何度も鼻息荒く言っていますが、『シャイニング』はわたしの人生を決めた小説と言っても過言ではありません。読んだのは中1の頃だったか小6だったか。怖くて怖くて夜中にトイレ行けなくなりました。月並みな表現ですけどマジです。
 文章でこれだけひとを怖がらせることができるんだ……。いったいこの作家はなにものなのか……。
 世界的なホラー作家でした。
 それからというもの、わたしはキングを神と崇めています。小説を書くとき「輝き」を必ず「かがやき」とひらがなで書いているのはこの作品への過剰なリスペクトです。しかし細かすぎて伝わらないリスペクトでもあります。
 キングは作品が多すぎてとてもすべてに目を通せてはいません。が、『シャイニング』は今でもときどき読み返します。ものすごい作品です。
 だからこそ一時期キューブリックを憎みましたが、今は「これはこれで怖いホラー映画だしいいんじゃないかな」と思えるようになりました。キングが監修したバージョンは評判が悪いですが、誰が何と言おうとあれこそが『シャイニング』です。
 それだけ固執している『シャイニング』なので、『ドクター・スリープ』はどれほど絶賛されても読むのが怖いです。続編恐怖症であり続編嫌忌症ですから。でも、読まなきゃならない気もするんですよね。
 Kindle版も値段はそう変わらないし、文庫はいつ出るかわかったものではないし、上下巻買ってしまおうかな……。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 23:19| Comment(3) | 日記

2015年07月21日

ショップ開店しております

 昨日、同人誌通販窓口であるM.S.SHOPをオープンいたしました。

 http://msshop.thebase.in/

 今回は新刊『明日は廃墟でふたりきり』1冊のみをご希望の方のご予約だけを受け付けております。
 わたしとしたことが、オタにもかかわらず、夏と言えば夏コミであるというオタの常識をすっかり忘れていました。見積り出してもらうときに「あれ? なんか印刷所の締切がへんだなあ」と思ったらそれもそのはず、印刷所は年2回の超繁忙期。やっちまいました。そんなわけで、原稿はとっくにできているのに、本が仕上がるのは8/30前後ということになってしまいました。
 まだなにかやる時間あるな、ということにもなったので、急遽マタジロウ様に連絡し、ポストカードを作る許可をいただいてまいりました。『明日廃』初版にはタイトルロゴなしの美麗イラストが楽しめるポストカードが特典としてつきます。お楽しみに。
 去年の今頃も毎メリマッドヘッドラヴの通販を受け付けましたが、うっかりブラック企業に入ってしまって両親とお客様にご迷惑をおかけしました。今回このような変則的な通販方法を取っているのは、準備を万全に整えてから発想しようという魂胆だからです。

 毎メリシリーズは3巻が完売し、2巻も品薄となっておりますので、明日廃と合わせて印刷所に再版を依頼しています。こちらも仕上がりは8/30前後になる予定です。
 毎メリシリーズと予約分を抜いた明日廃は、pixiv様が運営するネットショップサービスBOOTHの倉庫サービス(委託販売)を利用します。わたしの同人誌はブ厚いため、恐らくメール便は利用できず、宅配便での発送になると思われます。大変申し訳ないのですが、送料は700円になってしまうとお考えください。そのかわりと言ってはなんですが、BOOTH様では銀行振り込みの他、コンビニ決済、クレジットカード決済ができます。
 現物が届き次第BOOTH様の倉庫に発送しますが、販売開始は9月に入ってからになると思います。
 BOOTH様のモロクっちのブースはまだ準備中ですので、URLはまた後日お知らせします。

 すでにたくさんのご予約をいただき、感謝感激です。
 なんだか身体も気遣われてしまって、恐縮です……。今はもうすっかり元気なので、なおさらです。
 ゆっくり確実に準備させていただきますので、よろしくお願いいたします。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:20| Comment(0) | 日記

2015年07月13日

ようやく夏になった

 夏なんかいらねえよ、夏。
 いやー今年は過ごしやすいなーと思ってたらこれ。めっちゃ暑い。昨日なんか北海道なのに高温注意報出て、35度ですよ。狂ってる。しかも普通日が落ちたら急速に冷えていくのに、夜中まで30度近くをキープ。狂ってる。
 そんな狂った夜に昨日は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観に行ってきました。

 狂ってる。


 なんなんだこのイカレくさった究極のバカ映画は……。いや褒めてます。観たひとならこれが褒め言葉であることがわかるはずです。いわゆるヒャッハーな世界観なのですが、この『マッドマックス』シリーズこそがヒャッハーの元祖なんですよね。『マッドマックス2』がなければ『北斗の拳』も生まれず、ヒャッハー系という言葉もこの世になかったかもしれません。
 しかしこれを観に行くことは躊躇していました。なんとわたしは映画好きを自称しているにもかかわらず、マッドマックスシリーズを1秒も見たことがないからです。
 そんなわたしが4作目を観に行くのは冒涜なんじゃないかとさえ思いました。そもそもストーリーがわかるかどうか。
 しかしそんな心配をもこの映画は豪快にぶっ飛ばしてくれました。
 イカレたキャラクターが好きな人間ならこの映画を観ない手はない。『悪魔のいけにえ2』にならぶバカさとイカレっぷり。しかし製作側はかなりマジで作ったであろうことがうかがえます。どこからどこまでを「笑えるシーン」として意図して作ったのかがまったくわからん。ニュークスが鎖引っかけてヘマするところは意図的にちがいないんだけど。
 そして全編イカレていると思いきや、かれらはときどき正気に戻ったように(笑)シリアスで美しいシーンを見せてくれるのです。
 久々に心に残る娯楽映画を観ました。
 映画ってのはこういうものでいいんだよ、うん。


 今回はレイトショーで観に行きました。帰りに誰もいない深夜の道路をMINIでぶっ飛ばしたくなったのはたぶん仕方のないことですが(笑)、安全運転に務めました。
 今日は暑かったので自室の窓を全開にしていたのですが、寝るときに窓を閉めようとしたら……デカイ蜘蛛が立派な巣を窓のど真ん中に作っているじゃありませんかなんてこった。
 蜘蛛が平気なわたしもさすがに「うおっ」と声を上げてしまいました。蜘蛛には咬まれるとそれはそれは痛いので素手ではさわらないことにしています。幸いかれらはお尻からしおり糸なるものを出しながら歩いているので、それをつかんでぶら下げて窓の外に出せば余裕――
 部屋の中に落としました。
 かれはびっくりしたようで(当たり前)部屋のすみっこに逃げて行ってしまい追跡不能。
 仕方なくわたしはそのまま寝ました。夜中に顔を横断されるかもしれないって? まあ気にしない気にしない。
 そして今日も窓を開けて出かけ、帰ってから窓を閉めようとしたのですが……。
 昨日のかれが同じ場所に同じ大きさの巣を作って陣取っていました。
 このまま同棲するのも手かと一瞬思いましたが、今度こそ、外に逃がしました。
 外の世界で元気でやってくれ。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:50| Comment(5) | 日記

2015年07月05日

これからずうっとふたりきり。




 ムーンライトノベルズ様で連載していた新作『明日は廃墟でふたりきり』が無事完結いたしました。
 あとがき的なものはこちら
 連載中から更新のたびにいくつものご感想をいただいておりましたが、完結後、怒濤の勢いでご感想が届けられており、嬉しいかぎりです。返信にはちょっと時間をください。
 ヤスはともかく香澄の性格は受け入れてもらえるか心配でした。また、主人公側の、媚薬ではないガチ薬物の使用描写も心配のタネでした。でもまったく心配する必要はなかったようです。
 思ったよりも長くなってしまったので、テンポを重視するため、毎メリのキャラクターは登場を抑えることになりました。その結果、設定したのに書ききれなかったエピソードもあります。それは祠門さんの死神。ご要望も多いしわたしも書きたいので、番外編で補完したいと思っています。
 とはいえヒーローのヤスとヒロインの香澄に関しては、書かねばならないことを書ききったように思います。この、魂が抜けたような、喪失感みたいな充実感みたいな、脱稿後の独特な余韻がたまりません。
 何度か言っていますが、わたしは「最初から最後まで順番どおりに書く」というやり方でないとうまく書き進めることができません。だから書き始めた段階で終盤に書きたいシーンを思いつくとストレスになります。早くそのシーンに到達したくてたまらなくなるのです。もう、そうなると寝ても醒めても仕事をしていても(!)小説のことが頭から離れなくて、そわそわしてしまいます。
 まだ誰がラスボスになるかも決まっていないのに(笑)、香澄が〈死神〉の真相に辿り着いて告白するシーンや、エピローグにヤスが香澄をどうするかを思いついてしまい、それはそれは大変でした。
 8月には商業誌が出るのに、4月中旬から5月中旬までの1ヶ月間、頭の中は死神とヤクザと猫めいた女のことばかり。でも、そんな生活もおしまいです。ほっとしたけれど寂しくもあります。
 クセのある話になりましたが、たくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいです。

 そして連載中、並行して進めていたのが、同人誌版カバーイラストのイラストレーター探し。
 これまた大変でした。
 最初は廃墟をメインにしてもらおうと、背景が得意な方で探していましたが、途中で「死神&香澄」にコンセプトを変更。クリーチャーとおんなのこを描ける方を探すことに。
 そしてマタジロウ様に辿り着きました。
 メールを出すときはもう現実で電話かけるとき同様非常に緊張しました。個人依頼ですからね。今までメールのやり取りで誰かを怒らせたことはないのですが(笑)、怒られやしないかとドキドキでした。そして資料としてわたしのイラストをプロの方に見せるのは恥ずかしかったです。
 でもマタジロウ様は怒ることも嘲笑うこともなく(笑)、この作品にぴったりのイラストを速攻で仕上げてくださいました。もう感謝感激。納品されてからフォト光沢紙や写真用ハガキに印刷しまくりました。額に入れたいです。目と鼻のないクリーチャーが大好きなんです。
 このすばらしいイラストを引っ提げ、明日廃も新書サイズのブ厚い同人誌にいたします。
 販売方法についてもいろいろと考えなければならないことがあるので、まだ少し時間がかかりそうですが、この作品が風化しないうちに頒布したいところです。
 同人誌の販売についてはTwitterとブログで告知しますので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、チェックしてやっててください。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:22| Comment(5) | 日記

2015年06月30日

あっという間に近づいてくる

 エンターブレインファミ通文庫様の公式サイトにて正式に発表されました。
『謳えカナリア』の発売日は8/29となります。
 どうぞよろしくお願いします!
 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/09yotei/09yotei.html
 ミライショウセツ大賞の書籍化『第4弾』なのですが、諸事情により第5弾・第6弾の(たぶん第7弾も)発売のほうが先になりました。声がかかった順というか、書籍化が決定した順なのでしょうかね。
 あこがれのTHORES柴本先生がどんなイラストをつけてくださるのか、今からわたしも楽しみにしています。
 それにしても、振り返ってみればあっという間でした。3月くらいに「発売は8月下旬になりました」と聞いたときは、「うわあずいぶん先の話だなあ」と思ったものですが、この日々の流れの速さを考えると、きっとあっという間にその日がくるのでしょう。
 そろそろ1年の半分が終わろうとしてゐるだなんて……。


 去年の今頃はすでに死んでいました。
 ブラック企業に入ったのが6/26で、初日から8時〜22時の仕事。翌日は確か7時〜21時か22時。休憩なし。残業代が出るとはいえヒドイところに入ってしまったものです。それがずっとデスクワークならまだましだったかもしれませんが、ずーっと接客業務みたいなものですからね。しかも休んでたら怒られるという。体育会系でした。いや、今の職場で「そこはどんなところだったの」と聞かれたら、わたしは「軍隊みたいでした」と答えることにしています。軍隊でした。
 朝礼で長々と社訓とか挨拶なんかを大声で叫ばせるところにろくなところはないとはネットで見ていましたが、そこはまさにそういう会社でした。わたし声小さいんですよ(笑)、ぼそぼそしてるし。
 でもよくよく考えたらそこの会社はそんな大きな声を張り上げる必要のない職種なのです。むしろ大声を出してはいけない、特殊な仕事です。わけがわからないよ!
 とはいえド田舎のこのまちでは、中小企業ながらも誰もが名前を知っている老舗の会社。どんなにブラックでも、若いひとが居着かなくても、潰れることはないのでしょう。わたしにできるのは、あそこに就職しようとしているひとがいたら、「やめとけ」と全力で阻止することくらいです。わたしはシモジモの無力な人間なのです。
 今の仕事はある種の大きな責任を伴う職種ですが、軍隊みたいなピリピリした緊張感はありません。わりとゆるいです。わたしはいろんなことをまんべんなくやらされており、器用貧乏ながらも重宝されている……ような気がしないでもありません、希望的観測。ただ「いいように使われている」だけかもしれないけど、でも、残業は強制ではないし、休憩も1時間以上あるし、週休2日だし、そもそも、仕事が楽しいです。給料はガクンと下がりましたが、なんかもう、お金なんかどうでもいいです。
 小説書けるなら、どうでもいいです。
 ただ、ドン底を経験させてくれたこと、BMW MINIを買えたことに関しては、ある意味、あの会社に感謝してるかもしれないですね。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:24| Comment(0) | 日記

2015年06月15日

ずっと健康でいてください

 我が国では車を持っている人間に2年に一度試練が訪れる。
 それは


 車 検


 去年の10月にめでたくわたしのものとなった「いとしいしと」ことMr.クーパーですが、今日、その車検をすませることができました。
 購入する際、車検がついていないと言われていたのですが、「よく車検証みたら来年の6月でしたハハハ」という回答があって、そのときはひとまず安心。しかしついにそのときが来てしまいました。
 車検――。5月には自動車税を搾り取られ、そして6月には車検(6月に車検は珍しいと言われました、理由は忘れた)。しばらく働いていなかったので非常に痛い出費です。しかも今までの軽じゃなくて普通車。さらに外車。そのうえ重量調べてみたら小さいくせにクーパーさんは意外とデブで筋肉質で、1トンを越える「中型車」区分。
 乗ってみればわかるのですが、BMW MINIはドアがアホみたいにブ厚く、ものすごい防御力であることがわかります。たぶん撃たれても平気。あれ乗ってると日本車に乗ったとき不安になるんです。こいつ防御紙すぎね? と。
 欧州やアメリカは鹿などの野生動物が車道に現れることが多く、車の装甲基準が鹿(鹿とぶつかっても中の人が大丈夫かどうかが基準)という話を聞いたのですが、あながち都市伝説ではなさそうな気がします。
 だから小柄なわりに重いんですよ。車検のランクは重量で決まります。軽自動車は4万円前後ですが、中型車は7万円前後。トホ。
 そしてネットで「BMW MINI 車検」で検索すると、恐るべき総額がヒットします。ディーラーに任せようもんなら数十万です。いやそれが嫌なら日本車の軽にしろよって話ですけどね。
 今とってもビンボーなわたしは、一時期本気でユーザー車検を検討していたのですが、そのユーザー車検+数千円でやってもらえるところを見つけだし、そこにお願いしてきました。
 やれマフラーが黒いだのオイルが漏れてるだのなんかここの謎のパーツ取り替えなきゃダメだの、そんなことはいっさいありませんでした。ただ、ヘッドライトの光軸が引っかかったみたいで、ここの調整で3000円ほど追加徴収されましたが。
 前にチェーン店でパジェロミニの車検したとき、謎のパーツ取り替えろって言われて7万円むしり取られたことがあります。総額10万以上かかりました。確かにそのパジェロミニはオンボロでしたが、のちのち調べてみたらそこの店はボッタクリ車検で悪名高いところだったのです。わたしは深く反省し、高い授業料と思うことにしました。
 走行6万キロ越え、平成19年車、外車ということで覚悟していたのですが、非常に良心的にやってくださいました。前にタイヤ交換でもお世話になったのですが、今後もあのお店を贔屓にしたいと思います。

 そしてMr.クーパー、2年後もこんなふうにすんなり車検通ってね。大事にするから、ね……。
 オイル交換もしようね……。ガラスコーティングもかけ直してあげる。もっともっときれいにしてあげるから。ねえ、いっしょにいろんなところに行こうよ、ねえ……。(ナデナデ)
posted by モロクっち(諸口正巳) at 20:54| Comment(3) | 日記

2015年06月05日

グゴゴゲガッカッ

 実に2ヶ月前からですね、胃の調子が悪いんです。
 いや、胃なのか? 胃よりちょっと上と言ったほうが正しいだろうか?
 これはたぶん逆流性食道炎ってヤツだなとド素人判断をして、近くの病院に行ったのが4月のこと。症状から医師も逆流性食道炎っぽいと言い、処方箋を出してくれたのですが……。薬を飲みきってもあまりよくなりませんでした。
 ということはちゃんとした検査をすべきだな、とはド素人でもわかることです。
 でも5月は執筆と新しい職場での仕事にいっぱいいっぱいだったので、胸焼けを抱えたまんま1ヶ月過ごしました。もしもこれが癌だったらきっとこの1ヶ月が命取りということになっていたでしょう。
 胃カメラのんだことないんだよなあ。グゴゴゲガッてなって超苦しい超拷問って聞くもんなあ。そもそも1回診察受けてから予約しなくちゃならないんでしょ? めんどくさいなあ。
 と、病院好きなわたしもさすがに尻込みしていたのですが、今日やっと、祖父母が「あそこの胃カメラはラクだった」とすすめてくれた病院に行ってきました。しかもこの病院は(胃をカラッポにしておけば)即日検査をしてくれるのです。
 存在を噂には聞いていましたが、ここの病院の内視鏡は鼻から突っ込むタイプなのでした。でも職場とかで「いや鼻からやったって胃カメラは胃カメラだ、苦しかった」という経験談も聞きました。たぶんなんぼかマシって程度なんだろうなと思いました。いやのどに突っ込む従来タイプのんだことないから比較もなにもできないのですが。
 本日午前中に車で30分かけて突撃。遠いわ。

医「ここがいちばん苦しいところなので頑張ってください」
モ「…………」
医「ずいぶんのむの上手ですね、ほんとに初めてなんですか?」
モ「クケカッ」

 初めてわたしは自分のハラワタを見ました。某ヤクザになった気分です。でも素人目に見てもキレイな状態でした。あんなピンク色なんですね。胃の入口と出口(幽門っていうんでしたっけ)はなんかグロかったですが感動をおぼえました。これがさんざん書き散らしてきたハラワタか!!
 というわけで初めての胃カメラは思っていたよりかなりラクでした。いやこれから毎日やれって言われたら土下座してお断りしますけど。喉通ってくときより、胃の中をぐりんぐりんされてるときのほうが、激しい違和感あって不快でした。
 胃カメラ自体より、事前に麻酔かけられてから謎の管を鼻に前もってブッ刺されるのが痛かったですし、何よりくつじょく的でした。だってここの病院即日検査ってことでたぶん人気なんでしょう、待機室に次から次へと患者さん入ってくるんですよ。で、そこには鼻に管ブッ刺された状態で横たわるわたしがいるわけです。
 カーテンあるのに閉めてくれないんですよ(笑)。まあどうせその部屋に入った人たちみんな鼻に管ブッ刺されるんですけど。

 そしてこんなに苦労したにもかかわらず食道はきわめて健康でした。胃がちょーっと荒れてるかな? という程度のようです。それならなんで2ヶ月もずっと調子悪いのか逆に不安なんですが、前に処方されたものとはちがう薬を出されたので、しばらく様子をみることにします。
 なかなか面白い体験ができました。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 19:37| Comment(2) | 日記

2015年06月01日

なんかめっちゃ暑いんですけど

 Twitterでは言っているのにこっちでは言ってないということが多すぎる昨今。
 5月頭から本格的に社会復帰しました。3月からぼちぼち仕事を探していたのですが、恥ずかしながら本命の働き先が不採用。同じ時期に履歴書を出したところも書類選考の段階で落ちました。うーんこれはどうするかな、と次を探していたところに、いい話が転がり込んできたのです。……なんかこういう書き方すると闇の匂いがするな(笑)。
 これがとてもいい職場で、立て続けに不採用食らったのは運命だったんじゃないかと乙女みたいなことを考えておりました。
 ただ問題は、早朝からのフルタイムということです。働く前からそこは心配でした。寝たきり3ヶ月+ぐうたら職探し3ヶ月が明けたらいきなりフルタイム。身体がもってくれるかどうか。
 しかし現在の職場はちゃんとお昼に1時間休憩をもらえるのでなんの問題もありませんでした。
 5月中旬までは、早朝に職場へ→帰ったら寝る→小説書く→寝るという1日の繰り返し。ほんと頭の中ヤクザのことばっかりですよ。それで気がついたら5月が終わってました。4月上旬には、行ってみようと思っていた地元の催し物とかあったんですけれど、それすらすっかり忘れていました。
 そして今日、ふと我に返ったら、なんかすごく部屋の中が暑いんですよね。
 職場は妙にひんやりしているので季節の変化があまりわかりませんでした。でもいつのまにか春が終わっていたのです。そして今年ももうじき半分が過ぎようとしているわけですよ……。
「まだまだ先の話だな」と思うことはいつもたくさんあるんですけれど、気がつくとその日があっという間に目の前に迫っている。最近はなんだかそんなふうに生きています。


 ムーンライトノベルズで連載中の『明日は廃墟でふたりきり』、思った以上にご好評をいただけて嬉しいかぎりです。そろそろ話も中盤に入っていくかなといったところです。ドキドキしていただけたら幸いです。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:20| Comment(0) | 日記

2015年05月20日

新作連載開始



 というわけで!
 今年もヤクザ始めました。
 一応本文にもURL載せときます。
 http://novel18.syosetu.com/n4735cr/
 相も変わらず、エロよりグロで18禁な感じの小説です。
 更新作業しているあいだ、外ではしとしと雨が降っておりました。
 毎週水曜・土曜の更新で、完結は7月中旬になると思います。
 どうぞよろしくお願いいたします!
posted by モロクっち(諸口正巳) at 18:22| Comment(5) | 日記

2015年05月15日

新作告知(遅い)

 ほぼ1ヶ月ブログをサボってしまいなんだか申し訳ありません。例によってTwitterはやってましたが、それでも、5月に入ってからはその余裕すらもなくなりました。いやべつにぐあい悪くなったわけじゃないです。去年11月〜12月と同じくらい、いやヘタしたらそれ以上、集中して書いておりました。
『謳えカナリア』は無理せず、書けるときに書こうというスタンスでしたからねー。
 でも今回は、4月中旬に電撃的に次の仕事が決まり、5月1日から勤務ということになりましたので、なんとか4月で字数を稼ぐのだ!! と、食事と睡眠以外のほとんどすべての時間を執筆にあてていました。その結果、4月中に10万字書くことができました。4月中に7万字、という目標でしたが、貯金する結果となったのはよいことだと思っています。疲れましたが……。

告知.jpg

 新作は『明日は廃墟でふたりきり』。わたしは明日廃と略しています。
 ヤクザ小説です。しかもバイオレンスれんあい小説です。またかよ。
 公開先はムーンライトノベルズ様。18禁です。
『毎日がメリー・バッド・エンド』と同じ舞台ですが、続編ではありません。まだ祠門さんが第四支部にいる頃の話ですし、毎メリを読まなくても理解できる内容にしました。
 また、今回は毎メリよりもファンタジー色が強めです。
 ヒロインはメンヘラ気味ゴシックファッション娘の須川香澄。
 ヒーローはチンピラにしか見えない凄腕ヒットマンの深谷靖。
 そうですヤスです、なんかすみません。



 このツイートがわたしにとってのすべての始まりでした。
 人名生成ツールhttp://namegen.chobitool.com/でお遊びにヤスのイロの名前「須川佳澄」を決めていたのですが、なんだかこのツイート後、もうそうがメラメラ燃え上がってしまって仕方ありませんでした。
 さらにのちにたわむれに姓名判断したら、「佳澄」より「香澄」のほうがキャラの性格に合っていたので、漢字を変更。もうこの頃にはヤクザ書きたい熱が完全に抑えられなくなっていました。犯人はヤスです。
 次の新作ネット小説はどうしようかと、カナリア後ずっと悩んでいました。ムーンライトノベルズ向けでダークファンタジーを書こうと思ってプロットまで作ったのですが、どうしてこうなった状態です。まあダークファンタジーといえばダークファンタジーなんですけど……。
 16万字ほどになりましたが、これから削ったり足したりする作業に入ります。
 でも、予定どおり、5月中には連載を始められそうです。
 投稿日時を確認したら、毎メリマッドヘッドラヴ完結からほぼ丸1年。
 またあちらでよろしくお願いします。

 あ、グロいです。
 たぶん毎メリより。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:07| Comment(5) | 日記