
大佐は暑がりって設定にした。
ドイツ人だから。
アフリカ戦線行ってたことは無視。

隊員A:大佐、ずいぶん暑そうすねー。

大佐:まあフィギュアだからフリをしているだけなのだがな。

ストラ隊長:それを言っちゃあおしまいだ。

隊員A:ところで、この素体なんすけど。われらがイギリスが誇るMI5の情報によれば、オーナーはこの金髪のほうの素体を使って、ヘフテン中尉を作ろうともくろんでいるらしいんです。

大佐:おお! 本当かね。

ストラ隊長:説明しよう! ヘフテン中尉とは、
ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉のことだ。要はシュタウフェンベルク大佐の副官を務めたドイツ軍人だ。しかし情報によれば、ヘフテンは大佐のことを「クラウス」と呼ぶほど親しかったとも言われている。大佐の処刑執行直前、大佐の前に立ちはだかり、大佐よりも先に死亡した。その直後大佐も結局銃殺刑に処され死亡しているわけだが、ヘフテンはそれくらい大佐を慕っていたということなのだろう。

隊員A:う、うええええええん。

大佐:照れるよ。

隊員A:なんでですか。

大佐:しかし、私の副官完成までの道のりはとても険しいと思われるのだが。

ストラ隊長:そうですね……。とりあえずヘフテン中尉のヴィジュアルは
こんな感じです。映画『ワルキューレ』の写真が多いな。しかしこうして見ると似てる俳優を使ったんだなあ。

大佐:映画のヘフテンは終始
無表情でおどおどしてる印象しかなかったが。

隊員A:忠誠誓ってるのかいやいや従ってるのかわかんなかったですよねー。ドイツ軍人はみんなあんな無表情だったんですか?

大佐:満面の笑みで写っているシュタウフェンベルクの写真もあるぞ。いや、むしろほとんど笑顔の写真ばかりだ。あと、
グデーリアンもけっこうな確率で笑顔だぞ。

ストラ隊長:しかし、なぜヘフテンを作るのは難しいんです?

大佐:まず
飾緒だ。当時のドイツ軍の副官は「副官飾緒」というものをつけていたのだ。『ワルキューレ』でもちゃんとつけている。

隊員A:かっけえなー。

大佐:カッコいいのは認めるが、飾緒パーツなどというものは売られていないのだ。つまり作らねばならない。

ストラ隊長:しかし飾緒以前に問題があるでしょう。

隊員A:なんすか?

大佐:……ドイツ国防軍将校のフィギュアおよびルーズパーツは極めて少ないのだ。武装親衛隊のほうは数え切れないほど作られているのだが……。それと、映画『ワルキューレ』では、ヘフテンの服が
やけに緑だったのも気になっている。もしかしたら参謀部は根本的に他の部隊と制服が違っていたのだろうか。

隊員A:あららら。追いはぎもできねーってわけですか。

大佐:運良く見つけても大佐だったりする。

ストラ隊長:大佐の副官が大佐っておかしいよな……。

隊員A:でも、ピンポイントで中尉ってのはたぶん存在しないでしょ。妥協も必要ですよ。

大佐:オーナーは妙なところでこだわるからな……。

ストラ隊長:ま、ぼちぼち地道に集めていくだろう。それまでこの素体は素体のままだな。

隊員A:ヘフテン中尉になってしゃべりだすのはいつのことやらー。

大佐:ところで、きみたちの階級はどうなっているのかね? 設定はあるのか?

隊員A:おれは軍曹すよ。CoD4のソープ・マクタヴィッシュが軍曹でしたからね。したっぱSAS=軍曹というイメージがオーナーにはあるようです。

ストラ隊長:自分は決まっていません。

大佐:CoD4の隊長プライス大尉は大尉ではないか。大尉でいいのでは?

ストラ隊長:……ちょっと高すぎるような気もします。

隊員A:じゃあ中尉?

ストラ隊長:ヘフテン中尉が来たらかぶるじゃないか。

大佐:そうなると少尉か。

ストラ隊長:うーん……。

隊員A:……。

ストラ隊長:大尉でいいや。

隊員A:どんな心境の変化があったんだ!?

大佐:ストラ大尉だな。了解した。

ストラ隊長:高すぎるような気もするが……。

隊員A:あーもー、めんどくせーからおれはこれからもずっと隊長って呼びますからね。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:55|
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ちいさいSASシリーズ