2016年12月31日

さよなら2016年

 紅白で知らない歌手が歌っているあいだにブログの更新納めをする。毎年の光景になりつつあります。
 例年なら夕食時にそれなりにお酒を飲んでいていい気分になっているのですが、今年はほとんど飲んでいません。なぜならば『常夜ノ国ノ天照』の著者校がまだ終わってなかったからです。なにやってんのよこんな年の暮れに。でもたった今終わりました。
 あとは細かなところの調整をして、あとがきを書けば、このお話もわたしの手元を離れます。
 去年の今頃はもうぼちぼちこのお話を書き始めていた……と思います。2016年は、『常夜ノ国ノ天照』といっしょに歩んできた年であったように思います。
 ノベライズ『虚白ノ夢』が、商業作品で初めて重版がかかったことも思い出深いです。
 ただ執筆はそれから不調に陥ってしまい、プロットはできあがるものの、1万字2万字書いては詰まって書き進められなくなりボツにするというのを繰り返していました。『常夜ノ国ノ天照』にエネルギー注ぎすぎたんですかね。常夜以外で後悔できた作品は、短編『夏が来れば思い出す』だけです。ちょっと納得がいかない結果になってしまいました。
 しかし最も重大なできごとは、5月に祖父が亡くなったことでした。たしかに数年前に癌で手術をして体力は落ちましたが、わりと普通に生活していました。いきなり春先に寝込んでその2ヶ月後に死んでしまうなんて、そんなことまるで想像もしていませんでした。
 母方の祖父で家も近くにあり、小さい頃は毎週のように会っていたので、あのひとがもうこの世にいないなんて今でもちょっと信じられないくらいです。
 夏の終わり頃にやってきた台風も思い出深いです。なんせ、今でも峠の一般道は壊れたままで、開通予定が延期に延期を重ねているのですから。「早くしないと冬になるのでは」と思っていたら案の定冬になってしまって、開通のめどは来年の夏とかになってしまいました。JRもやっと復旧したかと思えば今度は大雪で運休になるし、北海道は試されています。
 執筆業とはちがう、まったくのオフラインでの仕事は、4月に新しい業務もやらされるようになって、けっこう忙しくなった印象があります。特に10月下旬からは忙しさは異常です。年末年始が忙しい業種ではあるのですが、今まで経験したことがないほどの忙しさです。「忙しい」がゲシュタルト崩壊しそう。
 あと1週間ほどを乗り切れば、あとは平常運転に戻る……と、願いたいです。でなけりゃまた例のビョーキになってしまいそう。それじゃちょっと困るんですよ。来年も小説書きたいから。

 そんなこんな2016年でしたので、喪中のモロクっち(諸口正巳)は新年のご挨拶を控えさせていただきます。

 今年もたいへんお世話になりました。
 夏は『毎日がメリー・バッド・エンド』同人誌版の再版にたくさんのご注文をいただき、ありがとうございました。
 年が明けて早々の1/31にはエンターブレイン様から単行本『常夜ノ国ノ天照』が発売となり、
 2/12のコミティア119では2012年版『ヤクザな退魔』を新刊として頒布します。
 また、春にもたぶん商業誌が出ます。これに関しては、まあおいおい。
 いやそれよりも、明日1月1日か1月2日にはきっと……。

 さてさて、2017年もこの物書きをどうぞよろしくお願いいたします。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 21:50| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
『虚白ノ夢』の重版、『常夜ノ国ノ天照』の書籍化…
モロクっち先生にとって思い出深い一年だったと思います。
私は『明日廃墟でふたりきり』で初めて先生の作品を読み、『毎日がメリー・バッド・エンド』や『ヤクザな退魔』、その他昔の作品を読み漁った一年でした。

今年もお疲れ様でした。
来年も先生の作品に出会えることを楽しみにしています。
Posted by すず猫 at 2016年12月31日 23:29
すず猫様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
失礼なことに書くのを忘れていましたが、『夢100』のノベライズも担当したのでした。わずか3作でずいぶん本を出したような気になっています。

最近は1年に1本長編を書き上げて公開するのがやっとという感じですので、気長にお待ちいただけたらと思います。
ヤクザシリーズだけではなく、他の作品にも触れていただけてとても嬉しいです。
続編にしろ完全新作にしろ、また新鮮なお話をお届けできるよう精進いたします。
Posted by モロクっち at 2017年01月06日 22:39
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