2016年06月14日

六ヶ月坊主

 東京に行ったときのことです。
 人が多いし道もわかりにくいので、めったに行かない渋谷に行くことになりました。
 案の定道に迷ったわたしがふと顔を上げると、そこには、ド派手な原色の壁画がありました。

 なんだ、これは!
 こ、これは、ただの絵じゃないぞ。
 なんて色使いだ。正気の沙汰じゃない。
 誰かとても有名な芸術家が描いた絵だ。
 名のある絵にきまってる。
 あとで調べよう。
 ていうかここはどこなんだよ!!

 ……そしてわたしは、そのあと調べるのをすっかり忘れたのでした。
 しかしその壁画は思ったとおり、名のある絵で、昭和生まれの日本人のほとんどが知っている人物による絵でした。




 なんと今さら今年のほぼ日手帳を買いました。
 MOTHERのカバーで話題になったことで存在を知り、ほぼ日手帳について少し調べてから買った去年(発売は一昨年)のほぼ日手帳は、6月で止まってしまいました。書き始めた頃は、「来年はカズンにする」「ミナペルホネンのpeaceカバーを狙う」と息巻いていたんですがねえ。
 病気療養のあいだはよかったのです。いやよくはないんだけど(笑)。時間がありあまってましたから、いくらでも手帳のページを埋めることができました。でも、だんだん身体がよくなって、小説も書けるようになって、仕事も探し始めたら、カラーペンやシールを使い分けて1日1ページ埋めてる時間なんかなくなってしまったんですよ。
 手帳を書いている時間は確かに楽しかったですが、「手帳を書くこと」そのものが目的になる(手帳書かなきゃ、と考え出す)のはなんだか本末転倒な気がします。
 こんなことになっちゃったんだから2016年のほぼ日は買わないほうがいいな、とは思ったものの、一応2016年度の手帳の発売日にはほぼ日ストアを覗いてみました。
 ……正直、欲しい! となったカバーがなかったんですよね。ミナペルホネンの抽選のカバーも好みの色合いではなかったので、「いいや」って思ってしまったのです。
 ということで今年のほぼ日は買う予定じゃなかったのですが……。

 まさか、渋谷で見た「誰が描いたかわからないけどぜったいに有名な誰かが描いたなんかの絵」とほぼ日ストアで再会することになろうとは思ってもみませんでした。
 しかもそれが「芸術は爆発だ」の岡本太郎氏の絵だったなんて。
 しかも渋谷での公開にあたり、まるでフィクションみたいないきさつがあったとは。
 わたしの直感は正しかったのですが、でもきっと公開当時はニュースになったであろう大傑作を知らなかったなんて、ほんとに美大出た人間なんでしょうかね。
 ともあれたまたま岡本太郎氏の『明日の神話』と再会したのは、ほぼ日の「7月はじまり」版が販売開始される数日前でした。運命のようなものを感じ(笑)、わたしはカズンサイズのこのカバーと半年分のほぼ日を手に入れたのでした。
 今年は、去年のようにあまり肩に力を入れすぎないように書いていきたいです。ただのアイディアノートのようなつもりでね。
posted by モロクっち(諸口正巳) at 22:37| Comment(0) | 日記